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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

ピリ将INDEX 総目次・既発表記事一覧・リンク付き目次など

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

INDEX

 

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本編目次

既発表記事一覧(本編のみ)

リンク付き目次(本編・おまけ)

新ブログのリンク

 

本編目次

はじめに

Ⅰ部 基礎メソッド

 1章 ノート論 2章 棋譜並べ論 3章 定跡論 

 4章 詰め将棋論 5章 終盤論

Ⅱ部 確率メソッド

 6章 次の一手論 7章 駒落ち論 8章 秒読み論

 9章 将棋ソフト論 10章 観戦論 11章 対局論

Ⅲ部 盤外メソッド

 12章 上達論 13章 心理論 14章 勝負論

 15章 人間論 

終章 ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

おわりに

付録

おまけ

 

→ようこそ、いらっしゃいました。本編とおまけがあります。

 とりあえず本編を全部読んで理解することが強くなる第一歩。

 

既発表記事一覧(本編のみ)

20160726 01 はじめに

20160726 02 七つ道具

20160726 03 我が棋歴

20160727~30 04~07 ノートの書き方(1)~(4)

20160731 08 継続は力なり

20160801 09 心を動かす

20160802 10 二者択一は選ぶな

20160803~12 11~20 棋譜並べ(1)~(10)

20160813~21 21~30 定跡(1)~(10)

20160822~31 31~40 詰め将棋(1)~(10)

20160901~10 41~50 終盤力(1)~(10)

20160911 51~55 次の一手(1)~(5)

20160916~20 56~61 駒落ち(1)~(5)(補遺)

20160921~25 62~67 秒読み(1)~(5)(補遺)

20160926~30 68~73 将棋ソフトの活用―スランプ脱出大作戦(1)~(5)(補遺)

20161001~05 74~82 観戦ーいかに潜るか(1)~(5)(補遺その1~4)

20161006~10 83~91 実戦―その徹底的な準備をめぐって(1)~(5)(補遺その1~4)

20161011~15 92~98 上達法―最強メソッドの確立(1)~(5)(補遺その1~2)

20161016~20 99~106 メンタル―柳のようにしなやかに(1)~(5)(補遺その1~3)

20161021~25 107~112 勝負の鬼になる―勝負×将来の方程式(1)~(5)(補遺)

20161026~30 113~118 棋士の前にひとりの人間として(1)~(5)(補遺)

20161031 119~120 最強初段になる50のメソッド(前)(後)

       121~122 おわりに(前)(後)

20161101~ 楽しいおまけが盛りだくさん♪(リンク付き目次参照)

 

リンク付き目次(本編・おまけ)

 「はじめに」から順番に読みたい方は、こちらから、どうぞ。

cixous5.hatenablog.com

▼リンク付き目次で、検索が便利に!

▼リンク付きの目次は、Mise en abyme(1)~(17)参照。

▼その総目次であるMise en abyme(18)は、こちらから、どうぞ:

cixous5.hatenablog.com

おまけのリンク付き目次もつくりました。 

cixous5.hatenablog.com

 質問がある方は、Q&Aコーナーをご利用ください。→現在停止中。

 (C)このブログの記事は、すべてオリジナル記事です。

引用元を明らかにしない剽窃は、知的財産権の侵害なのでお控え下さい。

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新ブログのリンク

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 続ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

 ~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

  今度は初段と言わず、実力四段・五段を目指します。

cixous1.hatenablog.com

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(5)【解答解説】

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(5)【解答解説編】

 

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 問題図を再掲する。

 

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 5五の地点を天王山といって、かつては重視されていた場所だった。

 もっとも、現代将棋ではそれほど天王山を重視することはなくなったのが、しかし、「角の打ち場所」ということに限定すれば、ここが永遠に変わることのない「ベス・ポジ」である。

 角が隅にいると、利きは8か所しかない。ところが、天王山に角を据えると、四方に利くから、利きが16か所に倍増するのだ。したがって、理論的には角の位置は天王山がベストなのである。

 というわけで、今回の正解も▲5五角。

 これは桂取りなので、△4二玉とでも受けるよりないが、今度は逆方向へ▲7三角成と角を切る。△同桂に▲7四飛と走れば、十字飛車が決まる。「角のお次は、飛車の出番」とばかりに、大活躍。

 もし仮に先手も居玉なら、△9五角などの王手飛車の筋を警戒しないといけないのだろうが、こっちはしっかり木村美濃に囲っているので、安心して攻めに専念できる。対する後手は三歩得で位を取ってはいても、手損が大きく、陣形も居玉で離れ駒があるから、私シュうぇッチマンからすれば、浮き足立っているようにしか見えない。このような攻めを食ったら、たちまち一発で沈んでしまう。

 将棋はとにかく囲いが大事。相手をよく観察して、彼我の陣形を見比べながら、相手より少し堅く囲う要領を身につけたい。

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(5)【問題編】

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(5)【問題編】

 

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 本日の問題図はこちら。

 

f:id:Shouldgo:20170522220146p:plain

 

 先後は便宜上、逆になっている。

 戦型は、私シュうぇッチマンが後手で、十八番のノーマル三間飛車。対する先手は、初戦で勝った余裕からか、力戦模様の陽動作戦できた。だが、こういう将棋は、私シュうぇッチマンの最も得意とする領域で、駒落ちの要領で金を中央に据えて思う存分、働いてもらう。

 形勢は、私シュうぇッチマンの3歩損だが、手得しているし、次の一手に期待していたので、想定内であり、まったく問題ない。

 私シュうぇッチマンの指した次の一手をお考えいただきたい。有段者の方は、変化も読み切っていただこう。

 

【正解は、コメント欄には書かないで下さい。】

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(4)【解答解説編】

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(4)【解答解説編】

 

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 問題図を再掲する。

 

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 △7七金▲同桂△同馬▲9八玉△8七馬と進めば、簡単である。

 

 しかし、盤面を広く見てほしい。1一に馬がいるのが厄介なのだ。△同馬に▲同馬で悲鳴を上げることになる。

 さりとて、持ち駒は金と銀しかないので、長期戦はダメ。歩もあるにはあるが、△6六歩では▲7九香とでも受けられて少し縒りが戻る。一手稼がれて攻め合いに持ち込まれたら、駒の足りない後手が苦しいのだ。

 私シュうぇッチマンは、△7八銀と打った。中空の腹銀。

 これが妙手の詰めろで勝負あり。もちろん、放置すれば、△8七竜の一手詰みだ。

 実戦は以下、▲7七金△8九銀成▲同玉△7七馬▲同馬△同竜▲6四角△7三桂打▲同角成△同桂までで、後手のシュうぇッチマンの勝ちとなった。

 △7八銀を▲同玉と取るのは、△6九馬が好手。▲同玉は△6八金の頭金だし、▲8八玉は△8七馬(または△8七竜)までの詰み。

 ちなみに、8七をねらうという意味では、△8六銀という手もありそうに見えるのだが、それには▲7九桂がある。

 この勝負は必敗だったが、相手が寄せで緩んでくれたので、一気に逆転してしまった。相手の側に立てば、この局面で後手は一枚足りないと読んだのだろうと推測されるが、遠見の馬を過信して、舟囲いの薄さというものに対する自覚が甘かったと言える。

 将棋というものは、げに恐ろしい。自戒も込めて。

 

  

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(4)【問題編】

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(4)【問題編】

 

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 本日の問題図はこちら。

 

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 戦型は私シュうぇッチマンが後手でノーマル四間飛車。先手の棒銀にうまく指されて劣勢だったが、ここでは逆転している。

 後手の私シュうぇッチマンの指した次の一手をお考えいただきたい。有段者の方は、変化も読み切っていただこう。

 

【正解は、コメント欄には書かないで下さい。】

 

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(3)【解答解説編】

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(3)【解答解説編】

 

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問題図を再掲する。

 

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 6二に香車を打たれた局面。

 これは簡単な局面だ。大差がついているので、何をやっても勝てる。ここからひっくり返されるようだと、初段は遠い。

 ▲6四角は△同金ならば▲6二竜というねらいだが、△7一角があり、その後は△6二角成まで楽しみにされて、これでは少し差が詰まったと言わざるをえないだろう。

 現局面で大切なことは、7二の金が安泰で、自玉も「永遠のゼ」なので、慌てる必要はまったくないということ。こういう局面で、格好つけてはいけない。

 それでは、どうするか。

 なるほど、▲6二金△同金▲同竜△7一金▲6四竜と駒得を図るのも悪くはないだろう。しかし、▲6二金に△同金とは限らず、△3二歩や△3二竜なども考えられるところで、また先の手順で角を切って、金を自陣に埋めるような手もある。よって、ここはいたずらにゴチャゴチャさせず、きれいに決めてしまいたいところ。

 私シュうぇッチマンは、▲7五桂と打った。

 これは金取りでもあるが、実は詰めろ。放置すれば▲8三桂不成△同銀▲8二銀までの3手詰み。8三の地点を狙うのは、穴熊崩しのコツだ。

 相手はこの手を見て投了となったが、受けるなら△7一桂しかない。それには、▲8五香と数の攻めで十分。大差なので金を取る手も一応は成立するが、筋がいいとは言えない。それなら▲6一銀の方がマシ。穴熊にはスペースを埋める攻めが有効なのだから。ただ、銀をここに使うのは、ややもったいない意味もある。というわけで、ここは、単純に自身の攻め駒を増やす方針がよいのである。安い桂香を穴熊上空に設置し、銀で仕留めよう。

 こういう局面では、方針がしっかりしていないと、縒りが戻る。有段者の方には少し易しい問題だったかもしれないが、確認ということで。級位者の方の参考になれば幸いである。

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(3)【問題編】

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(3)【問題編】

 

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 本日の問題図はこちら。

 戦型は先手中飛車に対し、超速からの相穴熊となり、迎えた最終盤。先手の勝勢である。▲2二竜と引いて詰めろをかけたところ、後手も△6二香と必死に抵抗する。この香車はただのようにも見えるが。

 

【問題編のコメント欄に正解を書くのはご遠慮ねがいます。】

 

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読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(2)【解答解説編】

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ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(2)【解答解説編】

 

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 問題図を再掲する。 

 

 

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 先手玉には、詰めろがかかっている。△3九銀不成▲1八玉△1七香▲同玉△2五桂▲2六玉△3五金で詰む。△3九銀不成に▲同玉も、手数は伸びるが、二枚竜が働くので、見込みなし。具体的には、△6九竜寄▲4九歩△4八金▲2八玉△3八金▲1七玉△2五桂▲2六玉△2五銀で、詰んでいる。

 これに対して、先手は持ち駒が銀一枚だから、後手玉に即詰みはない。

 負けかといえば、しかし、そんなことはない。

  ▲2六歩!

 これが絶妙な詰めろ逃れの必至で際どく勝っている。

 最終盤で、ただ逃げ道を開けるだけの手は悪手になることが多いが、この場合は相手の玉を四段目まで引き上げているので例外。

 ▲2六歩は、いうまでもなく▲2五銀という一手詰めをねらっている。と同時に、馬が攻防に利くようになるので、非常に味がいい。

 後手玉に受けはないようだ。△3三桂打が妙防で、▲同角成△同桂▲3六桂△1三玉▲2二銀△1二玉▲1一銀成△同玉と追うと逃れているが、シンプルに▲2五銀と打ち、以下△同桂▲同歩△同玉に再度の▲2六歩がしゃれた手で、以下△同玉なら▲3六馬、△2四玉なら▲3六桂△3五玉▲4四馬で寄っている。▲2六歩のところを▲1七桂は別解だが、▲3六馬としてしまうと△2四玉が打ち歩詰めの形になり事件、先手が青ざめることになるだろう。

 先手玉もぎりぎり寄らない。△3九銀不成▲1七玉に△2五桂なら▲同歩が逆王手。なお、▲1七玉以外の手はすべて詰みだから、逃げ方には注意しよう。

 この局面から考えても、以上のように結構、難しいのではないかと思うわけだが、それを十数手前から読み切っていたのが、我ながらうれしくてしかたがないという将棋だった。

 接戦を制することができると、将棋はまた楽しくなってくるし、終盤力を鍛えるモチベーションにもなるようだ。

 

(訂正とお詫び)

 カラバイヨさんのご指摘のとおり、この局面では即詰みがあった。

 ▲3三銀△同桂▲同角成△1三玉▲2五桂△1二玉▲2二馬までの7手詰め。

 玉が上部に逃げるのは、▲3六馬があり、無効。

 カラバイヨさんに謝意を表するとともに、読者の皆様には、上記のごとく、訂正してお詫び申し上げます。

読み切ったら初段以上 次の一手迷人戦(2)【問題編】

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ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(2)【問題編】

 

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 本日の問題図は、こちら。

 序盤の戦型は、三間飛車。ノーガードの撃ち合いで迎えた最終盤。実は十数手前からの想定局面というのが、最近の充実を物語っている。

 

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【注意:答えは正解発表があるまで書かないでくださいね。】

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(1)【解答解説編】

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次の一手迷人戦(1)【解答解説編】

 

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 問題図を再掲する。 

 

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 終盤戦。どちらの玉にも、まだ詰みはない。先に詰めろをかけにいくか、それとも、後手が駒損なので、受けきりを狙うかという局面。

 手は広い。いくつかの候補手が浮かぶ。

(1)「▲1七角」の飛金両取り

(2)駒得を図ると同時に攻防に利く「▲9四飛成」

(3)寄せを見せる腹角の「▲2二角」

(4)安全勝ちをねらう「▲5五金」

 他にも、▲3五角や▲1三香、▲1五歩もあるかもしれない。

 結論からいうと、どの手も悪くない。しかし、手が広いからこそ、最善手を決めるのが難しいとも言える。

(1)実際、私シュうぇッチマンは、10秒も持ち時間がありながら、(1)▲1七角と打ち、間違えてしまった。結果的に、これが一番危険な勝ち方だったようだ。

 両取りは駒を取る間に手が進むので、こういうときは見せ球にするに止めた方がよかった。最後は勝ったものの、その後にも誤算があって、反省しきり。

 実戦は▲1七角△2九飛成▲5三角成△5六歩と進んだ。

 △5六歩は、△7九金▲6七玉△5七歩成▲同金△同成銀▲同玉△5九竜以下の詰めろ。他方、後手玉は詰まないので、一手負けコースだ。

 結局、途中で攻防手や受けに手を戻して勝ったのだが、意外と後手玉に詰めろがかからないので焦った。金を入手でき、▲3五馬の味もいいので、行けると判断したのだが、これがよくなかったというのが局後の感想。

(2)▲9四飛成は、受けにどのくらい利いているのかがわからず、指せなかった。上部開拓して、入玉という保険をきかす意味はあるのだが、端歩を詰められているので、どのくらい安全に貢献しているのかが、パッと見で分からなかった。攻めも桂馬という邪魔駒消去すれば、竜の横利きが通るのだが、その辺りも杳としている。

 局後に考えてみると、▲9四飛成△5六歩▲2二銀で勝ちという結論になった。飛車の横利きというより、銀の入手が単純に大きいようだ。

(3)おそらく最善は▲2二角の詰めろではないだろうか。放置すれば、▲1三香からの3手詰み。

 対局中は、△2四歩への対応が見えなかったが、▲1一角成でよかった。△2三玉は▲1二角で無効なので、△同玉だが、▲1三香と打てば、合駒が角しかないので、隅に追いやって十分だった。合駒しても、逃げても、そこで▲9四飛成と銀を入手する。

(4)▲5五金と手堅く指すのも、実戦的だった。単純に相手に駒を渡さなければ紛れることはない。△5七成銀には手順に▲4六角の詰めろ&飛と成銀の両取りが実現する。

 唯一の紛れ筋に入り込んでしまう原因は、いくつかある。

 1つは、より強くなろうとして、あえて難しい道へ行きたくなってしまう点。かつてはなかったミスである。現状を肯定し、背伸びをしないことを心がけたい。

 もう1つは、あえて危険な道へ行きたくなる死への欲動、言い換えれば自滅衝動である。もう少し安全安心を求める精神分析的な自己治癒が必要だと思う。

 3つ目は、正解がたくさんあるときの方針が固まっていないこと。(1)はギリギリで勝つ方針、(2)は最悪の事態を想定し入玉を視野に入れる方針、(3)は最短の寄せを目指す方針、(4)は駒得を重視する方針である。実は、正直いって、局後の今でも、次に同じ局面を迎えたらどの手を選ぶか、決め切れていない。私シュうぇッチマンの複数ある棋風が相互にお見合いをしてしまう局面と言えるようだ。

 最後は、相手の側から考えられなくなっている点。かつてはこれができていたのに、最近また退化してきた。相手の持ち駒に歩しかないのだから、兵糧攻めが相手にとっては一番きついはず。そこに気がつかなかったのが痛い。

 この最後の点を重視すると、(1)は論外、(2)もなし、(3)か(4)の二択になるだろう。時間の関係で(3)が読めないなら(4)を選ぶわけだし、かつてはそうしていたのだが、今は(3)くらい読もうよという気もしていて、悩みは深い。

 結論からいうと、読みがまだまだ浅くて、甘いということ。

 

【本日の正解】いろいろあるが、▲2二角でどうだろう。

 

※異見があれば、コメント欄にてご教示願いたい。

読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(1)【問題編】

はてなブログ(愛称:ピリ将)

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次の一手迷人戦(1)【問題編】

 

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 久し振りに次の一手を出題してみる。

 相手の一間飛車に対して、矢倉に組んで、必勝型を築いた将棋。

 しかし、実戦では10秒将棋で、先手の私シュうぇッチマンが最善を逃してしまった。

 冷静に考え、その後の変化も、しっかり読んでいただきたい。

【解答の発表があるまで、答えは書かないでくださいね。】

 

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感想戦(5) 古い記憶を思い出してみよう

はてなブログ (略称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

感想戦(5

 

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遠い空をながめながら、太古の記憶を引き出す

 目下、ピリギゃルに教えてもらった「幼年時代の記憶を思い出す」に、はまっている。

 たしかに、幼年時代にかぎらず、大昔のことを思い出すと、脳が活性化される気がするから不思議だ。例の温泉での出来事以来、あれこれとこの手法を活用し始めにかかった。

 たとえば、感想戦という話題でも、この手法は有効だろう。最近、将棋を始めたという人は、今の記憶を将来に残していただくとしても、昔から将棋をしていた人は、今までで一番古く記憶に残っている盤面をよみがえらせてみよう。

 ちなみに、私シュうぇッチマンが鮮明に覚えているのは、こちら。

 

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 なんと、詰んでいる! もう、悔しくて、悔しくて。読み筋も、覚えている。△3一同金▲同竜△6二玉▲4二金、と。でも、悔しいだけでなく、不思議でたまらなかった。ときは小学校5年生、対戦相手は野球のピッチャーだった伊東君。

 もっとも古い記憶は、小学校2年生のとき、将棋の手ほどきをされたときの桂馬の動かし方。「パッカリン」というオノマトペ(擬音語)とともに、ぼんやりとしてはいるけれども、たしかに記憶している。

 

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 師匠との初対局は、相横歩取りの激しい戦いに。▲7三歩が中1の私シュうぇッチマンの指した新手。ただし、歩を損するので、今の目から見ると無理筋だが、当時はまだ定跡も整備されておらず、脳みそを雑巾を絞るみたいにして考え抜いた手だったので、よく覚えている。最後は21手詰めを逃して、師匠からセンスをほめられつつも、詰将棋を解くことを奨められた。強烈な体験である。

 その他にも、王手飛車で負けた局面は、やはりどれも鮮明に記憶に焼き付いているようだ。どれも記憶であって、記録にはとっていないのだが、それでも覚えているということに驚きを禁じ得ない。不思議と勝局は印象が薄く、敗局は強烈に覚えている。

 こういう将棋を一堂に呼び寄せてみたことは、かなり新鮮な体験だった。感想戦とは、思うに、こういうことをいうのではなかろうか。

 ブリーフセラピーの開発者である心理療法士のインスー・キム・バーグは、「良い人生とは他人の人生を良くしようとすることだ」と述べている。過去を振り返ることで、自身がどういうふうに将棋と出会い、どのように将棋と出会わせてくれる人と出会ったか、どのように導かれ、盤上ではどのように戦い、勝ったり負けたりしてきたのか、盤外ではどのように喜び、どのように怒り、どのように哀しみ、どのように楽しんできたか、それを周りはどのように見守り、支えてくれたのか。

 こういったことを振り返ることこそが、きれいごとと言われるかもしれないが、究極の感想戦ではないだろうか。「感謝」という二文字が実感とともに鮮やかに浮かび上がる。

 認知対処というのだが、今ここにいる自分自身を、より長く、より広い空間の中に位置づけられるだけでも、きっと意味があるはずだ。

感想戦(4) NHK杯の感想戦は、必要ですか?

はてなブログ (略称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

感想戦(4

 

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 「ヤッホー!」

 「・・・・・・」

 「もう一回、ヤッホー!」

 「(ヤッホー!!)」

 ご協力、ありがとうございます、ピリギゃルです。

 

 さて、本日のテーマは「感想戦」とのことですが、検索していたら、こんなQ&Aを見つけてしまいましたよ。皆さんは、どう思われますか?

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

 ちなみに、シュうぇッチマン先生の意見は、驚くべきことに「止めてもいい」でした。「止めたらいい」ではなく「止めてもいい」なので、質問者の方とはニュアンスが違います。とはいっても、「止めてもいい」は、衝撃でした。

 先生曰く、「あの感想戦は、中途半端な出来の悪いフィクション。やるなら、もっと見ている方にもわかる、懇切丁寧な感想戦が必要では? 昭和のコントのように、徹底的に作り込んで、感想戦だけがお目当てという層を開拓するくらいしなくちゃ。」

ピ「昭和のコントって、どんな感じだったんですか?」

シ「ドリフターズは有名だけど、少し前に、BSプレミアムだったかな、伊東四朗てんぷくトリオ三宅裕司さんがリメイクしていたのなんかは、笑いを通り越して、感動した。元祖は台本(井上ひさし)、演出(伊東四朗)、稽古が、短時間ながらも、とにかく徹底されている。リメイクは、それぞれの個性も大事にしていて、それがゆえに、ところどころほつれがあって、でも、それらを見せるというのも含めて、三宅さんの演出が、本当にすばらしかった。(以下、省略)」

 

井上ひさしコント集捧腹絶倒

井上ひさしコント集捧腹絶倒

 

 

ピ「なるほど。感想戦のお話に戻しますが、『フィクション』とおっしゃていたかと思うんですが、これはどういう意味ですか?」

シ「虚構。」

ピ「あの、馬鹿にしないでくれませんか。さすがに、そのくらいは知っています。NHK杯の感想戦の、一体どこが虚構なんですか?」

シ「プロは、そもそも、あんなふうに並べないの。並べなくても、少し喋るか、指さすかすれば、伝わるんですよ。感想戦とは初手から並べるものって、視聴者が勘違いするから、この虚構には罪もある。あの感想戦を真似すると、弊害とまでは言わないけれど、やはりアマチュアにはよくないと思う。ポイントのわかりにくい、だらしない感想戦が広がってしまうから。」

ピ「・・・・・・」

 というわけで、シュうぇッチマン先生は、NHK杯の感想戦については、「あってもいいけれど、なくてもいい」派でした。

 ピリギゃルは、「なくさないでください」派です。あの感想戦がなければ、そもそも感想戦というもの自体、知らなかったかもしれないから。感想戦というものがあるということを知らしめるためだけでも、あったほうがいいと思います。

 それに、うちの家族が言っていましたが、指した手をあれだけ覚えているというのが、そもそも驚きなんです。元に戻したり、すらすら並べたり。感心します。しかも、あうんの呼吸で、「駒組みの辺りから」と言われれば、ほぼ無言で戻せてしまうのは、もう神業!

 ブログのように☆+をつけることができるなら、NHK杯のテレビ画面は満天の星空のように☆で埋め尽くされます。私の目標は、「ああいう感想戦ができるようになること」。ああいう感想戦ができるようになるために、感想戦をやっています。だから、私の感想戦は、感想戦の練習。

 いつか、もう一人誰かを誘って、感想戦の完コピ動画を作ろうと思っています。

 あ、やっぱり、シュうぇッチマン先生がいうような、万民がお手本にすべき究極の感想戦も見てみたいかも。「正しい感想戦のやり方」という番組。

 映画みたいにちゃんと監督がいて、感想戦名人と感想戦竜王が対戦する。滑舌が悪い時点で、監督から「カット!」の声がかかる。で、カメラ目線で、手の説明をする。もちろん、符号だけなんていう不親切は厳禁。

 そうだ! お城将棋で将軍様が観戦しているとかの設定がいいかな。ブツブツなに言っているかわからないのは、打ち首。

「お客様は、神様、もとい将軍様です!」

 あれ、私はどっち派でしたっけ?

ヤッホー(ヤッホー)

 こちらではご無沙汰のピリギゃルでーす。

 

 今日のテーマは、感想戦ということですが、こんなQ&Aを見つけてしまいました。

 皆さんは、どう思われますか?

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

 ちなみに、シュうぇッチマン先生の意見は、驚くべきことに「止めてもいい」でした。「止めたらいい」ではなく「止めてもいい」なので、質問者の方とはニュアンスが違います。とはいっても、「止めてもいい」は、衝撃でした。

 先生曰く、「あの感想戦は、中途半端な出来の悪いフィクションである。やるなら、もっと見ている方にもわかる、懇切丁寧な感想戦が必要ではないか。昭和のコントのように、徹底的に作り込んで、感想戦だけがお目当てという視聴者を増やすくらいしなくちゃ。」

ピ「なるほど。ところで、『フィクション』というのは、どういう意味ですか?」

シ「虚構。」

ピ「馬鹿にしないでください。そのくらい知っています。どこが虚構なんですか?」

シ「プロは、並べなくても、少し喋るか、指さすかすれば、伝わるんですよ。感想戦とは初手から並べるものなどと、視聴者を勘違いさせるから、この虚構には少し罪もある。あの感想戦を真似すると、アマチュアにはよくないと私は思う。」

ピ「・・・・・・」

 というわけで、シュうぇッチマン先生は、NHK杯の感想戦については、「あってもいいけれど、なくてもいい」派でした。

 ピリギゃルは、「なくさないでください」派です。あの感想戦がなければ、そもそも感想戦というもの自体、知らなかったかもしれないからです。感想戦というものがあるということを知らしめるためだけでも、あったほうがいいと思います。

 それに、うちの家族が言っていましたが、指した手をあれだけ覚えているというのが、そもそも驚きです。すらすら並べては、元に戻す。しかも、あうんの呼吸で、「駒組みの辺りから」と言われれば、ほぼ無言で戻すのは、もう神業!

 テレビにもはてなのようにスターをつけることができるなら、NHK杯のテレビ画面は☆で埋め尽くされます。

 私の目標は、「ああいう感想戦ができるようになること」です。ああいう感想戦ができるようになるために、感想戦をやっています。だから、私の感想戦は、感想戦の練習なのかも。いつか、もう一人誰かを誘って、感想戦の完コピ動画を作ろうと思っています。

 あ、やっぱり、シュうぇッチマン先生がいうような、万民がお手本にすべき究極の感想戦も見てみたいかも。

 映画みたいにちゃんと監督がいて、感想戦名人と感想戦竜王が対戦する。最初に、視聴者の方へ向かって礼。

 滑舌が悪い時点で、監督から「カット!」の声がかかる。で、カメラ目線で、手の説明をする。もちろん、符号だけなんていう不親切は厳禁。

 そうだ! お城将棋で将軍様が観戦しているとかの設定がいいかな。ブツブツなに言っているかわからないのは、打ち首獄門市中引き回し。

 あれ、私はどっち派でしたっけ?

感想戦(3)強い人に教わる/弱い人に教える

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

感想戦(3)

 

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強い人に教わる/弱い人に教える

 力の差というものは、歴然とあるものだ。

 弱い人どうしの「対戦」には意味がある。好敵手が互角であればあるほど、切磋琢磨して強くなれる。

 が、それはあくまでも「対戦」の話。弱い人どうしの「感想戦」に意味があるかと問われれば、はなはだ疑問といわざるをえない。かえって間違えたことを教え合っている恐れもあるからだ。

 強い人に教わる。「感想戦」は、結局、これに尽きるだろう。

 自身より少し差のある相手と戦うことは、「対戦」としての意味は薄くても、「感想戦」の質において意味がある。

 一番よいのは、互角の対戦相手と戦っているところを、強い人に見てもらって、講評してもらう方法だろう。

 昔の新聞の将棋欄は、低段者どうしの対戦を高段者が講評するという形式だったし、今でも弟子が師匠に棋譜を見てもらうことはあるようだ。

 強い人は、反対に弱い人に将棋を教えてあげてほしい。裾野を広げる普及はアマといえども大事な使命だと思うし、単なる親切というより、自身が強くなるのにも役に立つからだ。

 私シュうぇッチマンは、このブログを書き始めるまでは、上級者が初段になることにはかなり関心があったものの、初心者や初級者が中級者になるためのメソッドは、まったくといってよいほど持ち合わせていなかった。ところが、このブログを始めたことをきっかけに、そういうことも具体的に知り、考えるようになった。そして、それは自身の棋力向上にも大いに役に立ったのである。

 教える際に気をつけることは、しゃべりすぎないことと、考えさせること。

 教わるほうも飽和してしまうので、教える量を抑えてワンポイントアドバイスくらいにとどめておいた方がよいだろう。 疑問文を多用すると、考えさせることができる。

 感想戦、最終的には、独りでやるのが正解ではなかろうか。

 

感想戦(2) ウェルカムバックでリプロダクト

はてなブログ (略称:続ピリ将)

続ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

~実力四段・五段を目指して(シュうぇッチマン全国大会の巻)~

感想戦(2

 

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感想戦の分類 

 昨日は感想戦をしない理由、より正確には、感想戦ができない理由を述べておいた。

 一般に「感想戦が上達の近道」などという言説が出回っているものの、その内実をきちんと検討したものが案外すくなかったので、その内実を検討し、批判してみた次第である。

 だが、むろん「感想戦なんてやっていられるか、ばーか」というような無責任な放言で終えるブログではない。

 一口に感想戦といっても、いろいろある。

 というわけで、サクッと分類しておくと、まず対話型と独白型に分かれるだろう。

 対話型には、対局者2人で行うものと、観戦者も交えて3人以上で行うものがある。独白型には、いわゆる検討、つまり一人で研究するパターンと、一見、相手もいて対話しているようだが、実はただ自分の棋譜に酔いたいだけ、というような厄介なナルシスト型も含まれる。

 先日、取材とばかりに感想戦をやってみたところ、感想戦でもコテンパンにやっつけつづけて、可哀想だからと一回ゆるめてあげる。「で、本気の変化はですね」と思ったら、相手に逃げられた。いじめられたと勘違いしたのかもしれない。これも対話型ではなく、独白型だ。

 

感想戦

・対話型

 -2人でやる二人称型(私とあなた)

 -3人以上でやる三人称型(私、あなた、そして彼または彼女)

・独白型

  -いわゆる検討型(私だけで研究)

 -いわゆるカラオケ型(相手置き去り型)

 

 私シュうぇッチマンがおすすめする感想戦は、独白型なら、いわゆる「検討」である。チャットなんて、不要。次に備えて、黙々と、ひとりで研究。これがあるべき姿。対話型なら、観戦者も交えた3人以上の型がおすすめ。第三者委員会の意見があると、客観性がキープできる。

 前者は今回、後者は次回に詳述しよう。

 なお判断に迷うのが、雑談型。将棋の話は置いておいて、というのが、この型である。コミュニケーション中心なら、それも否定できないが、強くなることが目的なら、いかがなものか。

 

 

リプロダクトとしての感想戦

  話は飛ぶ。翻訳業の世界では、「リプロダクト」というテクニックがあるらしい。簡単にいうと、意訳、あるいは翻案の一種かもしれない。直訳しても意味が通じないから、新たに作り直す。

 たとえば、「連休明け疲れ」という日本語を英語にすると、どうなるか。

 試みに、知人の米国人チャーリーに聞いたら、やや、困ったなというような間があってから、「ウェルカムバック」という答えが返ってきた。直訳すると、「おかえりなさい」という意味である。ネイティヴは、よく「ウェルカムバック」を多用するが、まさか、「連休疲れ」が「ウェルカムバック」とは!

 そもそも「連休明け疲れ」なる概念が、向こうにはない。だから、「脳がまだ休暇中なんだ」のように、ユーモアを交えて作り替えるしかないのだが、ユーモアを交えたとたん、それは「疲れ」というネガティヴな気持ちをどこかへ拉し去ってしまっている。

 さて、本格的な感想戦をしない私シュうぇッチマンだが、この「リプロダクト」を心がけている。

 まず「自身が強くならなければ、感想戦はできない」という第1の定理に対しては、自身の地力・実力強化に励む。そして、半年後に、古い自戦を持ち出してきて、検討する。自戦記を書く。そして、「当時は弱かったね」と笑う。なお、このときは、ソフトを使用してもよいことにしているが、ソフトを使ったことはほとんどない。

 「客観的に見られない」という第2の定理に対しても、このやり方が有効。飯塚先生の著書に、ソフト使用は、過去の自戦に利用すると書いてあることを応用しているわけだ。

 

奇襲振り飛車戦法 ~その狙いと対策~ (マイナビ将棋BOOKS)

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 「本気になれない」という第3の定理に対しては、どうか。終盤ならば、詰将棋の問題に、それこそ「リプロダクト」してしまう。対局者としてではなく、詰将棋作家として本気を出す。序盤ならば、次の試合に備えて作戦を練るのに利用する。つまり、研究者として、本気を出すわけだ。

 私シュうぇッチマンと違い、中盤を「次の一手」にリプロダクトするsal0112さんのやり方も、なるほどと思った。しかも、それをブログの読者の方々とつつくというのが、コミュニカティヴで、非常によい。

 ついでにいうと、私シュうぇッチマンを破った相手へのダメだしも、半年越しに行う。これこそ本気になって、血眼で相手の穴を探す。目の前に相手がいるときは本気になれない私シュうぇッチマンだが、半年後なら遠慮なく、それができる。私シュうぇッチマンは、このやり方をひそかに「忠臣蔵」と名づけている。

 そして、とっておきの秘策。これは私シュうぇッチマンのレッスン重視の性格を利用しているが、教材として使うという手もある。

 そういえば、全国大会出場の副産物で、この春、多くの将棋の弟子が入ってきた。これからは、ピリギゃルの弟弟子たちの教材として使うという方法がさらに磨かれていくのではないだろうか。

 

【本日のまとめ】

棋譜は寝かせて、ウェルカムバックが吉。