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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

棋譜並べ(4)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

棋譜並べ(4)

 

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棋譜並べが大事なことは理解できた。

が、30回はやはり現実的でないのではないか。

 

このように考えてしまうのは、もっともなことである。

おそらく、ここまで徹底的に並べる人は皆無だと思われるから。

 

極端な話、プロだったらこんなバカな真似はしない。

プロは多くの棋譜を並べなければいけないのだから。

 

けれども、私シュうぇッチマンは密かに自負している。

特定の棋譜であれば、プロ(対局者本人は除く)より鮮明に記憶している、と。

 

もちろん、これは効用であって、苦難を現実化する手立てではない。

それでは、どうすれば30回も飽きることなく棋譜を並べることができるのか。

 

まず、ただの暗譜、丸暗記という思い込みをなくすところから始めよう。

 

演劇の役者さんに、どうすれば繰り返し台本を読めるのかを訊けば、答えが手に入る。

ただの丸暗記ではない、30回通しの思想の精髄を会得することができる。

 

ちなみに役者さんを褒めるのに一番嫌われる一言があるのをご存知だろうか。

「よく、あんなに長いセリフを覚えられますね。」

 

彼ら/彼女らは、小屋入りして2か月くらい、毎日繰り返し稽古している。

だから、セリフを覚えることなど、当たり前のことすぎて、評価以前の問題である。

 

彼ら/彼女らが褒めてほしいのは、その先の試行錯誤(オリジナリティ)である。

微妙なニュアンス、息づかい、間の取り方、気持ちの交流、世界観、……等々。

 

ただの棒読みでよければ、機械だってできる。

要するに、台本に魂を込める部分に全精力を傾けるのが役者さんなのである。

 

棋譜並べも、同様だ。

ただ、漫然と並べるだけでは、飽きが来るだろう。

 

機械的に並べるのなら、むしろ、すぐに止めることを強くおすすめする。

 

きちんと目標を持って並べなければ、とても30回は並べられない。

しかし、高邁な目標を掲げて並べれば、30回でも足りないと感じられる。

 

ウソではない。

役者さんが30回で満足できないように、私たちも満足できない。

 

事実、私シュうぇッチマンは30回と言いながら、もっと多くの回数を並べている。

そうしてはじめて、将棋の奥義、深淵に近づけている実感が湧いてくるのだ。

 

本日はずいぶんもったいぶってしまったが、そろそろ教えよう。

第一の目標は、「流れ」だ。

 

水が流れるように、さらさらと、それこそ流麗に、よどみなく並べること。

これを最初の目標とする。

 

最初の方は、ぎこちない。棋譜を見ながら、行きつ戻りつする。

立ち止まったり、間違えて引き返したりする。

 

芝居で言ったら、力んで、噛んだり、言い間違えたりするわけだ。

 

ちなみに、そのような引っかかりにこそ、あなたの癖(弱点)がある。

言い換えれば、あなたの頑固なとらわれ、思い込み、無意識が宿っている。

 

よどみなく流れるように棋譜を並べられるようになったとき。

あなたはすでに、あなたでなくなっているはずだ。

 

役者が本名を失い、役と同一化するがごとし。

あなたがあなたでなくなり、その棋士があなたの血肉に乗り移る。

 

憧れの棋士と同一化すること。

これが最終目標である。

 

しかも、ノータイムで絶妙手を指す快楽が伴ってくる。

長考なしで憧れの棋士以上の強さを体感できる都合のよい勉強法である。

 

【本日のまとめ】

棋譜は流れるように並べる。

・流れるようになるまで妥協しない。

棋士と同一化するのが最終目標である。