ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

定跡(1)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

定跡(1)

 

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冒頭、はっきり断言してもいい。

ここまで読めば、もう初段の免許皆伝のはずである。

 

つまり、言われるとおり、棋譜さえ並べておけば、定跡なんて要らない。

単刀直入に、そういう意味だ。

 

繰り返す。定跡の勉強は不要である、と。

引き返して、2か月は、狂ったように棋譜並べにいそしみなさい。 

 

「くりかえし」を楽しむ台所しごと

「くりかえし」を楽しむ台所しごと

 

 

不肖シュうぇッチマンは、強いて言えば棋譜並べ派である。

二者択一は選ばない主義だから何派もないのだが、順序としてまず棋譜並べなのだ。

 

本当に強い奨励会員は、あまり定跡を勉強していないらしい。

本格的に勉強するのはプロに入ってから。

 

もちろん、我々アマがこの類いの話を鵜呑みにしてはいけない。

あまり勉強していないと言っても、まったく勉強しないわけではないから。

 

ただ、アマに関しては、まったく勉強しなくても初段にはなれるだろう。

これは間違いないことだ。

 

むしろ定跡を勉強するのは害になることすらあると警告しておく。

ただの丸暗記になってしまって、盤上の変化に対応できなくなるからだ。

 

級位者は決まって「定跡どおりにならない」と不満を表明している。

「序盤なんて千変万化、定跡どおりになるわけないだろう」と怒鳴り返したくなる。

  

千変万化に描く北斎の冨嶽三十六景 (アートセレクション)

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ある程度、強くならなければ、本のとおりになんて、進まない。

 

初級者は、そもそも本を読んでいないから、本のとおりに指せない。

中級者は、本を読んでいても理解できないから、本のとおりに指せない。

上級者は、本を読んでいても怖いので、変化して、寝技に持ち込む。

有段者は、本を読んでいて、自信があるので、本のとおりに指す。

 

いや、ここはさらに冷静に行こう。

羽生善治さんは、著書『上達のヒント』で将棋をゴルフに喩えたことがある。

そして、将棋はゴルフよりバンカーが多いと看破してみせた。

 

《将棋はゴルフ以上にバンカーの多いゲームです。そこからどのように抜け出す

かがとても重要で、棋力の多く(の)部分をこれが占めている気がしています。》

 

なんと見事な比喩であることか!

 

上達するヒント (最強将棋レクチャーブックス(3))

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ドライバーショットばかりを鍛えても、バンカーの多い将棋では勝てない。

サンドウェッジでのリカバリーショットの力量こそが、泥臭く勝負を決める。

 

だから、私は戦型の選り好みをせずに、棋譜を並べよと主張してきた。

ドライバーショットから、アイアン、パットまで、総合力を鍛える必要があるからだ。

 

きちんと取り組めば、序盤なんて、何とかなるはず。

多少不利になってもリカバリーできれば、意に介する必要はなかろう。

 

私シュうぇッチマンも、かつては定跡の勉強という強迫観念にとらわれていた。

しかし、序盤は難しすぎる上、幅も広く、樹海を彷徨うの感が強い。

 

「定跡書、何十冊買えば、強くなれるの?」

 

なるほど、はまれば強い。

が、それでは、ほとんどハメ手、奇襲と変わりがない。

 

いや、男子プロテニスのサーブみたいに一発で勝負を決めるのなら、まだ考える。

だが、そうではないので、序盤にエフォートを割くのは非常にもったいない。

 

そもそも奇襲が通じるのは、将棋倶楽部24でいえば、中級タブまでである。

上級タブから急に序盤が大人になってくる。

 

ちなみに故・花村元司九段も、定跡は不要と言っている。

ただし、いくつかの駒落ちの定跡は、例外的に推奨している。

 

鬼の花村・将棋指南 (将棋連盟文庫)

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とりあえず、二枚落ちの二歩突っ切り定跡を並べて、感動しまくろう。

実際、この定跡は感涙ものであり、一級品である。

 

「いまどき、二枚落ちなんて指さないよ」なんて、どうか言わずに。

この定跡の本流を、下手・上手双方を持って、死ぬほど繰り返すのがよい。

 

【本日のまとめ】

・定跡の勉強より、棋譜並べを優先すべし。

・二枚落ちの二歩突っ切り定跡は、例外で、300回通しを敢行せよ。

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