ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

定跡(7)

ビリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

定跡(7)

 

夜はリオ五輪、昼は甲子園で大変だ。

高校野球の魅力は、メンタルの弱さが原因のエラーにある。

 

アマチュア、特に若いアマチュアは精神的に未熟である。

失敗や挫折の経験が少ないから、「確認」が甘いのである。

だから、ケアレスミスを繰り返し、エラーチェーンを発生させる。

ただ、その甘さ、弱さ、うぶな感じが、大人からしたら、とってもかわいい。

 

ただ、勝負の鬼は、そういうことではいけない。

妥協を許さず、死ぬほど繰り返し、万が一にも失敗しない強靱さを希求する。

 

遊びのミスは許せても、仕事のミスは許せない。

これを将棋にも応用するまで、だ。将棋は遊びではない、と言い聞かせながら。

 

 

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定跡の中心教材を読みつぶす。

その具体的な秘策は、「7回×7周読み」に尽きる。 

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

 

 

まず、中心教材をデコる。

ブックカバーを装着し、シールを貼る。

これが中心教材だと、はっきりさせて、他書に浮気しないようにするわけだ。

脇目も振らず、一冊にフォーカス&エナジーである。

 

次に、ノートの見開き1ページに、詳細な目次をつくろう。

そして、そこに「レ」(チェック)を入れたり、正の字を書いていく。

 

7回並べたら、細目に「レ」を1つ記入。

一章を7回ずつ並べ終わったら、章に「一」を記入する。

 

一冊を一周したら、二周目に入る。

もう7回並べたら細目は「レレ」となり、章は「T」となる。

 

これを延々、7周繰り返す。

細目は「レレレレレレレ」、章は「正T」となる。

 

これだけやれば、不調でも、寝不足でも、酔っ払っていても、忘れない。

否、忘れられない。

 

この状態を教育用語では「定着」、学習理論では「強化」と呼ぶ。

油彩画や輪島塗りの重ね塗りなどと、同じイメージだ。

 

15分スケッチの基礎技術 下描き・重ね塗り練習帖

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子どもを観察していると、倦まず飽かず、ひたすら同じことを繰り返す。

バカだからではない。森羅万象に敏感で、素直に何にでも感動するからである。

大人も童心を思い出し、初心に立ち返り、感動を伴う反復を大事にしたいものだ。

 

「7回×7周」のディテールについても、触れてみたい。

 

7回の内訳は、5回が先手(または自分側)、2回が後手(相手側)とする。

ただし、これは1~4周目までの原則。

 

5~6周目は、5回が後手(相手側)、2回が先手(自分側)に反転させる。

7周目の仕上げは、再び5回が先手(自分側)、2回が後手(相手側)に戻す。

 

なお、「後手(相手側)を持っても勝てる」という気概を忘れてはならない。

どちらを持っても勝てるというふうでないと、真の実力とは言えない。

 

1~2周目は、解説・変化を読まずに、ひたすら本譜(本流)だけを並べる。

3周目は、ときどき寄り道して、解説や変化にも立ち入るように心がける。

4~5周目は、きわめて丁寧に、繊細に、解説や変化にも神経を行き届かせる。

6周目は、再び、ひたすら本譜だけを猛烈な勢いで並べる。

7周目も、本譜だけ並べるが、仕上げなので優美に、上品に並べる。

 

むろん、盤駒使用だけでなく、暗譜や黙読も同時並行させる。

私シュうぇッチマンの習慣は、入浴時に暗譜で復習を行うというもの。

温泉や銭湯に行くときは、必ず将棋の勉強をしてから出かける。

職場や移動中でも、黙読して暗譜している。

 

ここまでして、はじめて、「読みつぶす」という。

読みつぶせば、「自信」(「根拠のある自信」)が生まれる。

 

一度この三昧境を味わった人間は、どんな分野でも成功できるに相違ない。

 

【本日のまとめ】

・定跡の中心教材は「7回×7周」で読みつぶせ。

・7回の内訳は、先手:後手=5:2の比率が基本。

・7周の内訳は、序盤と終盤は本譜のみ、中盤は解説と変化を追う。

・盤駒使用だけでなく、暗譜や黙読も並行させる。