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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

終盤力(1)

ビリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

終盤力(1)

 

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www.sponichi.co.jp

郷田真隆王将が結婚した由。

おめでとうございます。末永くお幸せに。

 

 

詰将棋は正直、無理して好きになった。

継母が来て、愛さなければ捨てられるから、仕方がないという感じ。

 

詰将棋は、人工的。

不自然な作り物という感じが拭えない。

 

事実、作り物である。あらかじめ手数が決まっている。

そして、あらかじめ詰みがあることが判っている。

要するに、生きているという実感が得られないのだ。

 

まあ、屁理屈を並べていけば、キリはない。

必要なものだから、やる。ただ、それだけ。

屁理屈を理由に、やらないという選択肢は許されない。

不味い継母の飯でも、喰わなきゃ死ぬから、仕方がないやという気持ち。

「楽しい」じゃなく、「楽しむ」の精神。

 

というわけで、詰将棋に対する違和感は、永遠に消えない。

というより、消えたらおかしいと、常に身構えているほどだ。

私シュうぇッチマンは、この本能的な違和感を非常に大事に思っている。

 

他方、実戦の終盤は、掛け値なし、無類に面白い。

どうして、いくつになっても、こうドキドキするのだろうか。

生きていることを実感できる。手放しで礼賛したい。

 

羽生善治さんは、将棋をゴルフに喩えた。

私シュうぇッチマンは以前、これを褒めた。

 

そもそも将棋を序盤・中盤・終盤の三契機で区分することがおかしい。

ゴルフの比喩でいうと、パー3のゴルフの説明にしかなっていない。

ティーショット、アプローチ、パットでカップイン、みたいな。

 

しかし、実戦の将棋は、羽生さんが喩えるようにバンカーが多いゴルフだ。

もっと距離と起伏があるパー4、パー5を想定しておかなければならない。

 

将棋のパー4とは、どういうことか。

「序盤~中盤~終盤~詰み」というイメージである。

 

アプローチとパットを同じに考えるゴルファーはいないだろう。

それと同じで、寄せと詰将棋の技量は、分けて考える必要がある。

 

もし棋力はこちらがやや上で、詰将棋は相手がやや上だと仮定しよう。

 私シュうぇッチマンは、詰将棋マニアに負けない自信がある。

コンピュータ相手でも、駒落ちなら、勝てるから。

そもそも半手勝ち、一手勝ちを狙わなければいいだけの話。

そして、そのために必須なのが、「終盤の総合力」である。

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詰将棋で11手詰が解けるようになれば、この「総合力」を鍛えるべし。

 

「終盤の総合力」には、具体的に6つの力が要求される。

すなわち、速度計算、攻防手、囲い崩し、必至、凌ぎ、詰みである。

 

(1)速度計算

「終盤は駒の損得より速度」

格言の中でもひときわ鮮やかな光彩を放つ、屈指の格言である。

まずは中盤の出口=終盤の入口を判断できるかどうかが第一。

相手より早く、この切り替えを察知できるかどうか。

突然のルール変更がなされるので、これに乗り遅れてはいけない。

 

(2)攻防手

速度が重要ということは、手番が重要ということ。

手番が重要ということは、それだけ一手の価値が高いということ。

であれば、一手に複数の価値を持たせることが肝要。

「攻防手」の技術が明暗を分けると言っても過言でない。

とりわけ「詰めろ逃れの詰めろ」を読む力が問われる。

 

(3)囲い崩し

囲いの弱点を見つけて攻略する技術。

囲いの弱点を補強して攻略させない技術。

将棋が王様を詰めるゲームである以上、欠かせない技術だ。

幸い、囲い自体のパターンは、それほど多くない。

特に美濃囲い、穴熊、矢倉の攻略は、必修科目だろう。

 

(4)必至

三手すき、二手すき、一手すき、詰み。

詰むまでの速度計算が、とにかく大切。

最重要概念は、「詰めろ」と「必至」だ。

相手に気づかれない「詰めろ」をかけること。

長い詰みより、短い必至に気づくこと。

一手の我慢が勝利に結びつく。

 

(5)凌ぎ

自玉の安全が第一。

一手かせぐ受け、凌ぎのテクニックも欠かせない。

攻防手、囲いの補強、合駒の選択、玉の早逃げ、入玉など。

 

(6)詰み

何手詰めであろうが、虚仮の一念で、とにかく敵玉を詰ます。

 

以上のことを、実戦の秒読みのさなかに、どれだけ冷静に判断できるか。

そのため、日ごろから、シミュレートし、訓練を詰んでおく。

 

【本日のまとめ】

詰将棋よりも、「終盤の総合力」こそが、最重要事項。