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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

終盤力(7)

ビリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

終盤力(7)

 

王座戦第1局。横浜ロイヤルパークホテル

羽生善治王座 対 糸谷哲郎挑戦者。

戦型は角換わりで、羽生王座の先勝でしたね。

 

 

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どんな攻め将棋の人でも、攻めだけでは勝てない。

受けの力は、いたるところで要求される。

終盤においても同様で、凌ぎの腕力が逆転につながってくる。

 

ここで重要なのが、「不詰将棋」を創る力だ。

「不詰将棋」は、私シュうぇッチマンの造語。

詰みそうで詰まない図面のことを指している。

私シュうぇッチマンは、これでよく、ライバルのY氏に勝っている。

 

凌ぎの基本は、自玉の周りを丁寧に読むということに尽きる。

言い換えれば、相手の手を「代読」する技術である。

 

相手よりも読みで上回ることへの情熱を捨ててはいけない。

感想戦で正解を教えてやろうという魂胆が、絶妙の凌ぎを生む。

これは、いずれ解説するが、駒落ちの上手の心境に他ならない。

 

凌ぎの方法は、主に3つある。

1つは自玉をZにすること、2つは攻防手を放つこと、3つは入玉

 

なお、1つ目に関しては、ご注意を申し上げる。

 

玉の周りを金銀財宝で固め過ぎる人がいるが、これはいただけない。

第一に、逃げ道を自ら塞いで、桂馬で頓死を喰う恐れがある。

第二に、質駒にされる恐れもある。

第三に、攻め駒が足りなくなる恐れもあるだろう。

 

Zにするとは、あくまでも一時的に時間稼ぎをするという意味。

相手が格下でも、完璧に切らせるケースなど滅多にない。

 

トン死しがちな人は、完璧にきらすとか、全駒しようという欲望の持ち主。

これは幼稚な欲望であると断言しておこう。

 

完璧主義者は、将棋が弱い。

 理想的なストーリーを思い描くと、足をすくわれることを知らないから。

 

もっとも、途中まではそういう方針でもよい。

だが、終盤では、そのような欲望は絶対に捨てるべきである。

帰りの電車賃くらい残してあげようと考えるのが、昔の真剣師の考え方。

 

一方的に勝とうとすると、反動も大きくなる。

逆転や頓死を恐れ、避けるつもりなら、過度に守りすぎないことだ。

 

勝てばよい。負けなければよい。

それ以上を求めても、自己満足である以外、まったく意味はない。

 

かえって上部開拓により、裸の玉で遊泳していた方が捕まりにくい場合もある。

玉が広く、相手の攻め駒が限られているケースだ。

中段玉は、相手に強いる読みの精度が高まるため、間違えやすくなる。

 

堅さか、広さかを見極める眼力も必要だ。

そして、そういった方針を終盤の入口前で見極めておくと、強くなる。

 

凌ぎの訓練法は、凌ぎの本を読めばよい。

あるいは、詰将棋をひっくり返して読んでもよいだろう。

 

ただ、この際、重要なことが1つある。

それは、解説よりも詳しく、深く、読むということ。

 

言い換えれば、あらゆる変化を読み切り、解説の穴を衝くということだ。

本当に詰むのか、絶えず疑いながら、取り組む姿勢が必要である。

さらに、実戦なら、どの変化が最も間違えやすそうかも読むこと。

時間はたっぷりかけて読むがいい。

 

オセロ(リバーシ)の最終盤は、露骨に数を数える以外にコツがない。

将棋も原則は同じで、感覚で指すのではなく、読み切ることが大事だ。

 

【本日のまとめ】

・凌ぎは、「不詰将棋」の創作である。

・凌ぎ過ぎには、注意する。

・凌ぎは、相手の手を丁寧に読み切る。

・凌ぎは、間違えやすそうな手を選択する訓練に支えられる。

 

 

凌ぎの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

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将棋・ひと目のしのぎ (マイナビ将棋文庫SP)

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逃れ将棋

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逃れ将棋2

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逃れ将棋3

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