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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

秒読み(4)

ビリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

秒読み(4)

 

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最もノーマルに感じる秒読みのスタイル。

「26秒指し」についても、言及しておこう。

 

これは20秒の考慮時間の後、6秒指しを決行すればよいだけ。

難しい局面や、先まで読みたい時、落ち着きたい時に選択する。

 

ここで恐れるのは、時間切れ。

時間切れだけは、絶対に避けなければならない。

 

「神田君、時間だよ!」

第3期名人戦木村義雄―神田辰之助戦で、木村名人がこう言った。

そこで神田挑戦者が大悪手を指し、敗れたという有名な逸話がある。

 

第13期名人戦升田幸三大山康晴戦では、時間切れで終局。

秒読みで最後まで読まれて、升田名人は投了している。

 

名人戦でも時間切迫に泣くケースがあるのだ。

時間に追われてのポカも含めて、よくよく警戒しなければならない。

 

確率メソッドは、負ける確率を減らし、勝率を高めることに主眼を置く。

したがって、当然のことながら、時間切れの心配は必須なのだ。

 

さて、それでは、どうしようか。

27秒まで読まれることは「禁止」。これしかない。

 

ここで秒読みの戦術を、確認しよう。

なるべく「6秒指し」「13秒指し」で対処する。

「26秒指し」は、やむを得ないとき、一呼吸置きたいときだけにする。

「26秒指し」の際は、絶対に26秒ちょうどに指す。

つまり、それより先は断崖絶壁、絶対に行かない覚悟を持つ。

 

なお、追いつめられている時だけ、「26秒指し」というのではダメ。

次の一手が決まっている時、あえて26秒にする余裕も必要だ。

それは一呼吸置くため、つまり、冷静になるための時間である。

深呼吸し、心を整えるためにも、時間は要るのだから。

追いつめられている時だけ26秒だと、相手に心が読まれる危険もある。

 

中原誠十六世名人には、勝ちを確かめに手洗いに立つという習慣があった。

冷静になる時間の確保は、ポカを無くし、勝率を高める。

 

「6秒」「13秒」「26秒」の使い分けの原則は、次のとおり;

 

1)必勝のときは、「26秒」を基本としてリズムを作る。

勝ち急ぐな。水も漏らさぬよう、慎重に進めていこう。

 

2)有利なときは、「13秒」を基本としてリズムを作る。

相手は不利だからイライラしている。そこにつけ込め。

 

3)不利なら、「13秒」を基本とし、「6秒」の変化も混ぜて、時間攻め。

それなりにしっかり読むが、相手に十分な時間を与えない。

 

4)敗勢なら、「6秒」を基本とし、「13秒」の変化も混ぜて、時間攻め。

相手に間違ってもらうしかないが、こっちもミスは避ける。 

 

このように、形勢判断とリンクして、時間を選択するわけだ。

 

ここまで来て、気づくことがあるだろう。

秒読みは「6秒」「13秒」「26秒」の3種しかないのか、と。

 

そう。そして、その組み合わせ。

こうしておけば、少なくとも、時間に関する迷いは減る。

盤面に集中できるし、ケアレスミスや時間切れも予防できる。

以上が、マイ・ルール(アウア・ルール)。

本邦初公開の《 秒読み × 確率メソッド 》の基本である。

 

将棋は、最後に間違えた方が負けるゲーム。

だからといって、時間を使いすぎても、アマチュアは間違える。

テンポよく、リズムを作って、迷いを減らして指す。これが肝要だ。

 

時間を味方につけること。

誰にも課せられたルールである以上、常にこの一条を考えておきたい。