ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

観戦―いかに潜るか(1)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

観戦―いかに潜るか(1)

 

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いかに潜るか、それが問題だ。

それも他人同士の対局において。

 

もちろん、ここで「潜る」とは「ダイブ」のことに他ならない。

(『ハチワンダイバー』参照)

 

「新聞を読むといいですよ。」

即座に返事が返ってきて、驚いた。

 

昔、将棋部の強すぎる先輩(アマ六段)に上達法を窺った時のこと。

彼は非常に聡明で、人間性もすばらしく、尊敬していた。

 

観戦記を読む。二重の意味で「読む」。

大事なのは、次の日の一手を当てることだと教わった。

それだけでよい、と。

 

だが、その後も、何となく目を通す程度だったことを、悔いている。

「愚か」とは、こういうことをいうのだろう。

アドバイスを素直に受け止めて、実行する行動力のなさ。

将棋上達に、これだけ時間がかかってしまった敗因、ここにあり。

いや、人生の敗因かもしれぬ。嗚呼!

 

「時すでに遅し」かもしれぬが、最近、観戦記を読むようにーー。

しっかり繰り返し盤に並べ、翌日の次の一手を真剣に読む。

自身の対局のように、一生懸命、考える。

 

あらあら不思議、これだけで、どえらく強くなった気がするぞ。

もっとも自宅で2紙、職場で1紙定期購読しているので、3倍量だが。

 

毎日少しずつ継続できる仕組みがいいのだろう。

棋譜並べと、次の一手が融合しているのも、いい。

 

今、竜王アカデミーが、子どもたちに新聞の読み方を指導しているらしい。

歴代竜王が教えてくれるのだから、子どもたちは嬉しかろう。

将棋連盟と新聞社もwin-winの関係、共存共栄でよい試みだ。

 

将棋と新聞。

黒岩涙香の『万朝報』の時代から、強い紐帯で結ばれている。

時代が変わろうとも、ファンは新聞購読で棋士を支援するのが本筋。

また、ファンとしてはその元を取るためにも、熟読玩味の必要あり。

 

ただ、一番大事なのは、将棋欄だけでなく、視野の広さかもしれない。

新聞を読む習慣があるおかげで、話題に事欠かず、本業にも好影響が。

若い人の活字離れ、新聞離れは、本当に心配だ。

 

以前、将棋は言葉だという、藤井猛九段の言葉を紹介した。

その意味でも、新聞はとっても有益。

 

昔は『週刊将棋』も愛読していたが、なくなって残念無念。

復刊を強く希望する。

 

ところで最近の将棋欄、長手数化する気もするが、気のせいか。

まあ、脳内将棋盤を鍛えるのには、むしろ好都合だけれども。

( 盤駒ないと、初心者には、きつい気がする、絶対に。 )

 

1)まず脳内で並べる。

2)その後、盤駒を使って、繰り返し並べる。

3)再び脳内で、よりクリアなイメージで、繰り返し並べる。

4)解説にある変化も並べる。

5)翌日の次の一手を考える。

 

実は忙しい時は、一部省略もあるが、次の一手は必ず考える。

 

プロのように大量の情報を処理するわけではないし、その必要もない。

アマらしく、新聞による「スローリーディング」を楽しんでいる。

 

そもそも私シュうぇッチマンの将棋人生は、師匠との郵便将棋に始まる。

今の若い人には、あの魅力、あの楽しさ、分からないだろうなあ。

遠い目。

 

たしかに、コンピュータのソフトやデータベースも重宝だと思う。

ネット中継や動画も、即座に棋譜を閲覧できて便利きわまりない。

チャネルはたくさんあればある方がいいに決まっている。

 けれども、遅読みと併用することで、効果が倍化すると確信している。

 

 

追記:旅行中に、新聞は重宝だ。

普段とは違う新聞を駅の売店やコンビニなどで買う。

 

ホテルで布盤を広げて、その日の将棋欄を徹底的に並べる。

いつもと違って、通して並べないので、新鮮。

序盤なら序盤だけ、中盤なら中盤だけ、終盤なら終盤だけ。

連泊でも、部分的に並べることになる。

 

棋譜並べが苦手な人は、部分的に並べる所から始めるといいかも。

 

第4譜だけを並べる。第4譜と第5譜だけを並べる。

第3譜と第4譜と第5譜だけを並べる。

 

こんな感じで、だんだん、つなげていく。

 

実はこれ、永世クイーンの、かるた(小倉百人一首)の覚え方の応用。

「ひさかたの」「ひさかたの光のどけき」「ひさかたの光のどけき春の日に」

「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく」

「ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」

 

瞬間の記憶力 (PHP新書)

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全体像はモザイクがかかって、よくわからない。

帰ってだいぶ経ってから、ネットや雑誌で全体を知ることもある。

けれども、それはそれで一興だと思う。

 

全集やコミックが全巻揃っていないと気持ち悪いという人がいる。

私シュうぇッチマンは、端本主義者。

一部分だけなら、一部分だけで楽しんじゃう。

フェティシズム。違うか。

 

小包などの詰物に新聞が入っているときも、浮き浮きする。

マニアックな地方紙だと、なおのこと。

地方紙には、アマ強豪の将棋の棋譜が載っていることもある。

 

【本日のまとめ】

・新聞の将棋で観戦しよう。

・翌朝の次の一手を予想しよう。

 

*原題「観戦のすすめ―新聞・テレビ・大盤解説会」を改題した。

 当初、ぬるいタイトルをつけていたセンスのなさをお詫びする。