ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

上達法―最強メソッドの確立(3)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

上達法―最強メソッドの確立(3)

 

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今回の目標は、1つの引用から、骨の髄まで学び尽くすこと。

 

高校野球の監督を「選手教育ディレクター」に招く」

(『101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち』所収)

 

大渕 何より、本村さんに魅力を感じたのは、普遍的な手法を持っていたからです。カリスマ的なオーラや経験値によるものではなく、日誌や目標設定用紙を書くことに力を入れて、主体性を引き出している。しっかりとした手法があるので、どこでも通用すると感じました。高校生でもプロ野球選手でも同じこと。言葉を変えれば「再現性」があるということです。》   

 

101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち

101年目の高校野球「いまどき世代」の力を引き出す監督たち

 

 

「大渕」とは、北海道日本ハムファイターズの大渕隆スカウトディレクター。

「本村さん」とは、同じく日本ハム本村幸雄選手教育ディレクター。

 

大渕氏は、本村氏の「メソッド」を評価していたことがうかがえる。

本村氏は、光明相模原高校の野球部の監督だったが、日ハムに引き抜かれた。

 

日ハムはプロ野球であるにもかかわらず、教育に力を入れている。

野球の指導と教育がセパレートされており、本村氏が後者に当たるわけだ。

今年日ハムが優勝したのも、こうしたところに秘密があるのでなかろうか。

 

詳しいメソッドは企業秘密だろうが、ここに日誌や目標設定用紙が出てくる。

これだけでも、わかるひとにはピンと来るだろう。

このブログでも、ノートを重視するが、メソッドと日誌は不可分なのだ。

 

その理由も、引用の中に埋め込まれている。

そう、「再現性」と「主体性」だ。

 

一回性ではなく、再現性

一回だけ天才を育てれば終わりというのでは、メソッドでない。

しかも、そこには「いまどき世代」を育てるための主体性も不可欠。

 

二刀流で有名になった大谷翔平もノートを書いている。

もう一度、二刀流の天才を生み出すことが日ハムならできるわけだ。

 

本村氏のメソッドの源流は、陸上の名指導者・原田隆史氏に遡る。

原田氏の日誌観は、こうであった。

「日誌は文字を書くのではなく、自分の思考をアウトプットするもの」

印象に残る名言である。

 

使命だけでなく、ディテールにも注目してみよう。

日ハムでは、たとえば「マンダラート」を用いるという。

 

「マンダラート」とは、今泉浩晃が考案した発想法の一種。

9マスを埋めていくことで思考を整理するフレームワークだ。

中心のマスに考えたいことを書き、周囲の8マスに関連事項を書く。

今度は周囲のマスから1マスを中心に移し、同じ要領で繰り返す。

 

マンダラMEMO学―Mandal‐Art 脳のOSを創る

マンダラMEMO学―Mandal‐Art 脳のOSを創る

 

 

ちなみに、私シュうぇッチマンは自家製の「将棋盤曼荼羅」をよく使う。

5五の地点に考えたいことを書いて、残り80マスに関連事項を書く。

日常から9×9に慣れていると、脳内将棋盤が鍛えられるから。

( 同様の理由で、クロスワード数独も、ときどきやっている。 )

 

と書こうと思っていたら。

大谷選手が高校時代に書いたマンダラートが、なんと9×9だった!

彼には将棋も教えて三刀流にしよう!(これ、将棋マンガのネタっぽいな。)

 

これ以上は、本を読んでいただくことにするが、最後に1つだけ。

 

《――本村さんは実際にプロ野球選手と接してみて、高校生との違いをどのように感じましたか。

本村 さすがだなと思いました。理解力が高い。私が考えている教育の話を伝えると、どんどん入っていきます。言わば、「心のコップ」が上に向いている状態。食いつき方が違いました。》

 

素直さとメソッドが噛み合うと、とんでもない成果が現れる。

ノートの必要性、書き方から何から、この本で学ぶべきことは非常に多い。