ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

上達法―最強メソッドの確立(4)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

上達法―最強メソッドの確立(4)

 

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「守・破・離」という言葉がある。

 

第1の「守」は、先生の教えを忠実に守ること。

第2の「破」は、先生の教えに背くこと。

最後の「離」は、先生から独立すること。

 

ハロルド・ブルームは、先行者越えを「6つの修正比率」で示した。

詳述は避けるが、先行者の不足を補うレベルから、先行者の消去まで。

そこには心理的な葛藤が伴う。

同じであることに対しても、袂を分かつときにも。

 

影響の不安―詩の理論のために

影響の不安―詩の理論のために

 

 

依存か、独立か。

答えは択一ではなく、依存から独立へというプロセスを描くべき。

 

先述したメソッドの不在は不幸だが、他者に依存するだけではいけない。

メソッドがないなら自ら作る、という意気込みも必要だ。

 

魚を釣ってあげることではなく、魚の釣り方を教えること。

中国のことわざではないが、これが究極の教育というもの。

 

だから、以下「メソッド」でなく、「メソッドの作り方」を指南する。

 

まず、気宇壮大なる使命(ミッション)を掲げよう。

いわばメソッドの創業理念づくり。

この時点で、メソッドの9割は出来たも同然。

 

この使命は、原理原則に基づいていなければならない。

言い換えれば、普遍的でブレない大黒柱を樹てる必要がある。

 

将棋のメソッドには、当の将棋を越えてしまう使命が求められる。

将棋界でしか通用しない程度のものは、メソッドの使命たりえない。

 

他方、メソッドは、具体的・実践的な知識・技術・方法・アイデアの宝庫。

宇宙規模の壮大な使命と、地に足をつけた実践的なハックス。

この両極を、どうつなぐか。

そして、それぞれの断片的な知識や技術等をどう連続させるか。

ここにメソッドのメソッドたるゆえんがある。

 

私シュうぇッチマンの思い描くメソッドは、こうだ。

 

使命は、「ブラックホール

二者択一を決して選ばせない。

 

森羅万象、ありとあらゆるものへ好奇心を伸ばし続けること。

この世に無駄なものなど何ひとつない。

すべてに価値を見出し、吸収する。一切を排除しない。

負け、弱さ、スランプ、将棋を知らない人、そして辞めた人。

すべてを包摂する宇宙規模の巨大な「胃袋」のイメージ。

 

この使命に対応する具体的・実践的な知識・技術・方法・アイデア群。

それは、ここまででかなり子細に述べてきたつもりである。

これまで一言で片付けられていたものに詳しい言葉を与えた。

これまでバラバラだったものには優先順位をつけた。

これまでフィーリングで語られてきたものに科学的な根拠を付与した。

将棋界の知だけでなく、将棋界以外の知も総動員し体系化を図った。

 

惜しいのは、まだ完全でないところと、初級者向けでないところ。

本メソッドの主対象は、現時点では初段目前の将棋再開者に止まっている。

臨床実験が足りず、実践例が少ないのも、未完成と言わざるをえない理由。

 

最後に、メソッドに最も必要なことを。

独占するのでなく、風通しよく、オープンにすること。

世界各地で爆発的に「先生」が増えていく仕組みづくり。

党派や派閥に縛られてはいけない。

主役は「先生」ではなく、「メソッド」それ自体なのだから。

 

だから、メソッドは常に書き換え可能だ。

私シュうぇッチマンは、所有権を主張するつもりは毛頭ない。

初心者用、女性用、プロ用などに適宜アレンジしてほしいと希う。

 

それこそ「守・破・離」なのだ。

本家越え、先生越えを抑圧するメソッドは、メソッドではない。 

このメソッドから入り、このメソッドを通って、このメソッドから抜ける。

そんなメソッドに近づけたらと願うばかりである。