ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

勝負の鬼になる―勝負×将来の方程式(4)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

勝負の鬼になる―勝負×将来の方程式(4)

 

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坂口安吾という作家が好きだ。

先入観や固定観念から自由になるためのヒントが満載だからだ。

 

堕落論

堕落論

 

 

たとえば、「堕落論」の「生きよ堕ちよ」というメッセージ。

これなんかは、敗戦直後、強烈なメッセージであったのだろう。

 

堕落しきれば浮上するので、堕ちよという。

言われてみれば、ひどくまっとうである。

 

何が上で、何が下か、正直よくわからない。

けれども、上昇すればするほど、窮屈になっていく感じは分かる。

理屈っぽくなって、生きている実感が失われていく感じだろう。

あまり崇め奉られ教祖になるのも、人間感がなくなり、退屈だろうな、と。

 

プライドとかこだわりとか道徳とか虚飾とか。

そんなものは捨ててしまえば、楽になるだろう。

ときどき、リセットするために、安吾を読む。

 

ちなみに、彼の「あちらこちら命がけ」がお気に入りの言葉。

「二者択一は選ぶな」を迫力とともに教えてくれるから。

 

 

そういえば最近、久しぶりに『ローマの休日』を見た。

難しいことを考えずに見たからか、これは名画だと心動かされた。 

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あまりに有名な映画だから、今さら筋を説明する必要はないだろう。

要は、王女が脱走する物語。

身分を偽って庶民の生活の中へ下りていく、やつしの物語である。

 

窮屈な日常を脱し、ローマの市井という非日常を満喫する。

庶民にとっての日常が非日常に異化されていく。

お金のために付き合っていたはずなのに、新聞記者が最後は彼女の記事を売らないというのがオチである。

 

結末は知っているのだけれども、どうしてだろう、心を動かされてしまう。

こういう映画には心を動かさない、と心に決めているにもかかわらず。

やはり日ごろ、何かに縛られていると、心を動かされる映画なのだろう。

あるいは、お金以外の価値を見出したいという夢をいまだに持つゆえか。

 

 

雀鬼桜井章一についても、語る時機が来たようだ。

 

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私シュうぇッチマンは、まったく麻雀なるものにはご縁がない。

少し遊んだ経験がないわけでもないが、おそらくこれからも麻雀はしない。

 

桜井章一には、いろいろとイメージが付きまとっている。

それは無頼派と呼ばれた坂口安吾についても、同じことが言えるだろう。

 

けれども、私シュうぇッチマンは、両者をほとんど同じものとして読む。

強いて分類すれば、桜井章一は、私シュうぇッチマンにとって作家である。

むろん、坂口安吾を作家と呼ぶのと同じニュアンスである。

一休宗純と並べれば、三者は僧ということでも、別に構わない。

彼らは、明確に引き算の思想を共有し、体現している。

 

ともかく桜井章一は、私シュうぇッチマンにとって、ひたすら読む対象。

どの本も同じことを飽きもせずに書いているが、こちらも飽きもせず読む。

けれども、それは「7回読み」(山口真由)する感覚で読むから苦ではない。

そのうち、自分で書いても同じことを書くのだろうなあという感じで読む。

 

ただ実際にこうしてブログで書いてみると、彼の境地には至っていないと気づく。

負けたなと思う。

 

けれども、不思議なことに、この人に負けても、悔しくない。

砂糖が珈琲の黒に溶けていくような感じで、敗北感がまるでない。

きれいに負かされる感じだ。

むしろ負けたなと気づける人は、それなりに強い人なのでないか。

 

ドラゴン桜』とはタイを張れても、桜井章一には勝てない。

というより、勝とうと思わせてすら、もらえないのだから。

 

繰り返すが、麻雀はしないし、雀鬼としての桜井章一は知らない。

ただ、コーチ業をしていると、彼がその面で凄いことはわかる。

頭でわかるのではなく、肚でわかる。

 

彼が裏の世界で二十年間無敗であったことには、さほど興味がない。

ただ、書かれたものの、やわらかさには惹かれるものがある。

 

彼の書くものには臨場感がある。

卓を囲んでいる錯覚に陥るし、彼の生き方がそばで匂ってくる。

 

ただし、あまり神格化しても、何かが違うので、これだけを書いておく。

「努力しない」と「目を細める」というのが、マイブームだ、と。

 

厳密に言えば、努力はするけれども、最後は努力を学び捨てる。

学びほぐす。そういう意味だ。

 

で、目を細めて盤面を見るようになると、将棋も勝てるようになった。

目を細め、至近距離には鼻の頭を見ながら、将棋盤を見る。

ついでに、タバコを吸っているつもりになりながら、将棋を指す。

 

私シュうぇッチマンのタバコとの付き合いは変わっている。

若いころは吸っていたが、今はあまり吸っていない。

この「あまり」が珍しいだろう。

 

潔癖に禁煙などというのは野暮の極み。

けれども、中毒になるのも行き過ぎ。

中毒にならない範囲で紫煙を燻らす。

健康や体力にほとんど影響しない程度で吸う。

この中庸は私シュうぇッチマンの数少ない自慢の1つである。

 

ちなみに、ごくたまに吸うが、必ず独りで吸う。

誰かとつるんで吸うことは絶対にない。

相手が喫煙者だろうが、非喫煙者だろうが、迷惑はかけない。

また、煙草をなかだちにしてつるむのが、何だか嫌だから。

「煙草を吸う俺ってかっこいいぜ」的な美学も、もう求めていない。

だから、対局中は吸っているつもりで臨むのだが、これがいい。

 

たぶん周辺集中やブリージングに関係するのだが、理屈は括弧にくくろう。

ぼんやり見ろ。あまり真面目に見るな。

 

【本日のまとめ】

坂口安吾でも読んでみたら。

・『ローマの休日』でも見てみたら。

桜井章一でも読んでみたら。

 

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