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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

おわりに(後)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

おわりに(後)

 

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1.月下推敲

 

ご愛読、ありがとうございました。いかがでしたか?

 

以上をもちまして、このブログの連載はすべて終了。 

「100日理論」(弘中勝)を胸に、完走を果たしました。

当初の予告どおり、2016年12月31日までの限定公開とさせていただきます。

 

それにしても、将棋の上達法を言語化する作業は、非常に難しい。

将棋の魅力を、まだ1%も語り尽くしていないと自覚しています。

けれども、表に出てこなかった部分も含め、予想以上に楽しい作業でした。

 

一心に書いてきたかいあってか、多くの読者との出会いがありました。

一時は「将棋倶楽部24_初段」で検索すると、Googleのトップページに!!

「点滴岩を穿つ」で、毎日休まずに書き続けると、こうなる。

将棋でも何でも同じだと思うから、皆さんにも小事を継続してほしいです。

 

とはいえ、しめきりを設けず、ダラダラ続けるのも悪。

と、いうことで、しばらく充電に入ります。

 

これから、落ち着いて月下推敲を重ねていきたいと考えています。

 

2.メソッド志向

 

このブログのきっかけは、もともと将棋ノートの積み重ねにあります。

  • 試行錯誤で棋譜並べ20回通しを完成させたこと。
  • 難しい詰将棋が脳内で一瞬で解けたこと。
  • ネットや大会で率よく勝てるようになったこと。
  • 時間切れ負けがなくなったこと。
  • 好敵手の子どもが奨励会に入会したこと。・・・etc.

将棋ノートの最下段に書いた要約を、メタ・ノートにまとめていきました。

それをさらにブログに括り上げたのが本稿です。

 

こだわったところがあるとすれば、メソッド化。

仮想敵は、「詰将棋だけをやれば強くなる」と「とにかく指しまくれ」。

それから、「詰将棋も必至も定跡も手筋も棋譜並べも実戦も」という言説。

 

「アホちゃうか? ~だけで強くなれるのんなら、竜王名人や!」

「そりゃ全部じっくりやれば強くなるの、当たり前だべさ!」

 

両極端な言説にツッコみつつ、「二者択一は選ぶな」を中核に。

捨てるべきところは捨て、優先順位をつけるところはつけました。

たとえば、定跡を一冊、一種類の戦法に絞り込むのは、最たる例。

全部やれれば、もはや初段でなくなるわけですから、当然でしょう。

 

メソッドへのこだわり。

インスピレーションを受けたのは、ミロク・Bさんのブログでした。

ameblo.jp

 

鉄拳のページなのに、あるとき、将棋の記事が始まったのです。

彼にはアンチも多いのですが、私シュうぇッチマンは受け止めました。

彼には従来の将棋界にはなかったメソッド志向が鮮明でしたから。

 

初心者向けを、初段向けにアレンジしたのが、本ブログ。

本ブログを経由し、向こうへ接続すれば、また新たな発見もあるでしょう。

 

ゲーム業界からのヒントといえば、梅原大吾『勝負論』も興味深かった。

特にルールが変わることに対応するのがプロというくだりに感動しきり。

 

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

勝負論 ウメハラの流儀 (小学館新書)

 

 

巻末ながら紹介させていただき、謝意を表します。

 

そしていつか、ここ出身の「ピリギゃル」が、本ブログを上回るものを著す。

そんな、上達法の公開が加速する日の来ることを待とうと思います。

 

3.人間の探求

 

考えてみれば、ここまでの人生は、長く険しい道のりでした。

ずいぶん遠くまで、流れ、流され、道草を喰いながら、来たものです。

 

後悔していないといえば、嘘になる。

ここまで来るのに、無駄な出費や犠牲、徒労の類いが多すぎました。

けれども、後悔以上に、得るものもあったと思っています。

だから、今はそんな過去を笑ってやります。

 

後進のために、何か残す。

同じ非効率は避けて、上達してほしいと願ってここまで書きました。

 

「最短」とは、口が裂けても、言いません。

そもそもそういう道筋には、あまり価値を見出さないのです。

多少の寄り道は、むしろ強くなるための栄養だと考えるから。

けれども、1年くらいで初段になるための道標は立ててみたつもりです。

 

それ以上に、人間としての成長法をここに託してみたかった。

だから、絶えず将棋以外にも役立つようにと願って書いてきました。

 

ブログを始めるに際し、三段の免状を取得しました。

けれども、亡くなった師匠は五段(当時のアマ最高位)でした。

まだ師匠には遠く及ばないと自身でも痛感しています。

棋力だけでなく、人間としても。

 

だから、十歳で一段ずつ着実に登っていきたい。

二十年後に、師匠と同じ五段になりたいというのが、今後の目標です。

 

しばしば免状の棋力と、実際の棋力の差をあげつらう人がいます。

しかし、それは間違っているのではないでしょうか。

作家・瀧井孝作の撰になる免状の文章は、人間性を重視しているからです。

たとえば、初段の文面には、こうあります。

 

「夙ニ将棋ニ丹念ニシテ研鑚怠ラス進歩顕著ナルヲ認メ茲ニ初段ヲ允許ス」

 

そう、研鑽を怠らないことと進歩顕著なることが初段の条件なのです。

 

 

4.虚仮の一念

 

そういえば、書きつけるタイミングを失っていました。

囲碁依田紀基九段の8つのK。最後に刻む。

 

 

  1. 感動
  2. 繰り返し
  3. 根本から考える
  4. 工夫
  5. 感謝
  6. 健康
  7. 根気
  8. 虚仮の一念

  

何度繰り返し唱和し、筆写してきたことか。

 

感動ファースト。

次に、繰り返し。根本から考える。そして、工夫。

 

その後は人間性に関わる言葉が続きます。

感謝。健康。根気。

 

そして、最後の最後に、虚仮(こけ)の一念が来る。

愚かでも、弱くとも、強い執念があれば、突破できる、と。

 

虚仮の一念

虚仮の一念

 

 

 これは自己の人生と照らし合わせても、非常に強く共感できる言葉です。

 

「助からないと思っても助かっている」

大山康晴十五世名人の言葉に通ずるものも感じます。

  

どうか、もっと、この世があたたかく、穏やかでありますように。

閉鎖まで、あと2か月、繰り返し味読していただければ本望です。

 

私シュうぇッチマンも、引き続き、棋道に精進して参ります。

 

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2016年10月31日

海沿いの小さな町Xにて 

読者への感謝と応援の気持ちを深く込めつつ、

 

シュうぇッチマン拝