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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

付録★特選81冊について

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

付録★特選81冊について

 

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 特選81冊。無人島に持って行くならと、苦吟の末、選出した。これを組み合わせ、打ち込めば、初段なんて楽勝、のはず。とはいえ、ただ結果を羅列するだけでは、不親切に過ぎるだろう。そこで、以下、簡単に選評を加えていきたい。 (敬称略)また、それぞれの部門に超特選のシュうぇッチ賞を選出しておいた。ただ、その発表の前に、勉強法について一言。

 

◎シュうぇッチマン流 棋書の使い方

 教科書と参考書は峻別する。

 教科書はボロボロになるまで徹底的に繰り返す。こちらは原則、各部門一冊でよい。他方、参考書は文字どおり、レファレンス、つまり百科事典のようなもの。だから、こちらは数多く所蔵しておいても問題ない。とにかく本末転倒にならぬよう、どっちが「本」(教科書)で、どっちが「末」(参考書)か、明確に区別しておこう。

 本はやみくもに買っても強くならない。

 精選した一冊には、とことん惚れ込み、徹底的に繰り返すこと。バイブルや経典と同じで、枕頭の書として、肌身離さず、反復することだ。物だと思ってゆるがせにするのでなく、人間、恋人と同じだと考えるといい。そうすれば、浮気してはならないという道理もわかるだろう。中途半端に付き合っていたら、勝負の時、自らの読書の不十分さを悔いることになる。そうすると、自滅するのがオチだ。もししっかりと咀嚼していたならば、それが自信となって、勝てるようになる。最低でも7回は繰り返そう。

 期間を決めること。

 ダラダラと取り組んでいても、かえって集中力がなくなり、効果が下がる。詰将棋期なら詰将棋に没頭する。棋譜並べ期なら棋譜並べに集中する。駒落ち期なら駒落ちに夢中になる。国語の時間は国語の教科書を、数学の時間は数学の教科書を、英語の時間は英語の教科書を勉強するのと同じことだ。もちろん、一点集中である必要はなく、3割はその他の勉強に充ててもよいが、7割のメインが何かはきちんと決めておく。なるほど、バランス期というものもあってよいだろうが、それは初心~初級の時代か、一通りの期間を巡った後の話。英文で出題される小論文を受験する場合は、国語と英語を一緒に勉強することになるが、そうはいってもそれぞれの教科の基礎力がしっかりしていなければ、お話にならないのと一緒。

 

詰将棋部門】

《シュうぇッチ賞》浦野真彦著『3手詰ハンドブック』★★★★★

 

 1★

3手詰ハンドブック

3手詰ハンドブック

 

 2★

3手詰ハンドブック〈2〉

3手詰ハンドブック〈2〉

 

  3★

5手詰ハンドブック

5手詰ハンドブック

 

  4★

5手詰ハンドブック〈2〉

5手詰ハンドブック〈2〉

 

  5★

7手詰ハンドブック

7手詰ハンドブック

 

  6★

7手詰ハンドブック〈2〉

7手詰ハンドブック〈2〉

 

  7★

全問実戦型!脳トレ7手9手詰 (将棋連盟文庫)

全問実戦型!脳トレ7手9手詰 (将棋連盟文庫)

 

  11 

将棋連盟文庫 塚田正夫の詰将棋

将棋連盟文庫 塚田正夫の詰将棋

 

 

 まず詰将棋部門。

 浦野・ハンドブックが必備であることはいうまでもない。実戦形で短い手数なのに、よく考えさせるし、洗練されている。北浜・脳トレにも同じことが言える。まずは3手詰めの2冊を繰り返し解くことである。自玉側にひっくり返したり、時間制限を設けたり、しばらく時間を置いたりして、さまざまに工夫をしながら、1冊であっても繰り返し、繰り返し、取り組もう。ハンドブックで7手詰めが解けるようになれば、脳トレの7手詰めと9手詰めに挑戦しよう。さらに長い手数は、塚田本がよいだろう。いずれにも当てはまるが、簡素な配置なのに、解きごたえがあるのが素晴らしい。シュうぇッチ賞には、一番繰り返す本になるハンドブック黄色本に決定。

 

【終盤部門】

《シュうぇッチ賞》金子タカシ著『寄せの手筋200』★★★★★

 

14

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

寄せの手筋200 (最強将棋レクチャーブックス)

 

  15

マイコミ将棋文庫SP 将棋・ひと目の必死

マイコミ将棋文庫SP 将棋・ひと目の必死

 

24

佐藤康光の実戦で使える囲いの急所 (NHK将棋シリーズ)

佐藤康光の実戦で使える囲いの急所 (NHK将棋シリーズ)

 

 31 

羽生のミラクル終盤術 (将棋連盟文庫)
 

 32 

 

 次は、終盤部門。

 金子・寄せの手筋は究極の良書。必携。ひと目の必死と組み合わせれば、必死の最低限はクリア。プロ棋士よりもよい棋書をものするアマもいるということは知っておいていい。囲い崩しは佐藤本がよい。羽生本は逆転本&格言本として使え、コスパが非常にいい。これと羽生全局集を加えるのが、超・おすすめ。終盤の総合力では青野本がすぐれている。初出の北海道新聞時代から愛読していた。将棋欄の連載だったため、読みやすいのも長所。シュうぇッチ賞は、最も繰り返すにふさわしい『寄せの手筋200』で迷いなし。

 

【序盤・定跡部門】

 《シュうぇッチ賞》よくわかるシリーズ★★★☆☆

 

 シュうぇッチ賞は、悩んだ末、「よくわかる」シリーズとした。かつての『羽生の頭脳』のように、同一の著者による全戦型を体系化したものを切望するが、現状は見当たらない。もはや俯瞰できぬほどに複雑化してきているのが昨今の序盤戦術ということなのだが、そのような状況だけに「よくわかる」シリーズは、「参考書」として重宝。著者により難易度にばらつきがある点、編集にもっと工夫がほしかった点、現在となっては情報に遅れがある等々の瑕瑾もあろうが、妥当ではなかろうか。これだけを丁寧に学んでも十分強くなれる。

 

 39

羽生の頭脳1 四間飛車破り (将棋連盟文庫)
 

40

羽生の頭脳2 振り飛車破り (将棋連盟文庫)
 

 41

羽生の頭脳5 横歩取り
 

 

 序盤部門は、多数にわたる。

 羽生の頭脳は、プロも参照する定跡書が誕生したという意味で、歴史に残る革命的なシリーズであった。さすがに今日では古びてきたが、振り飛車の急戦と横歩取りは今日でも基礎として有益である。実戦にすぐ役立つという視点ではなく、地力を付けるというスタンスで臨もう。知り合いで、現代においても、これだけで無茶苦茶強くなった人がいる。文庫化され、コスパもいいので、手許に置こう。

 

42

久保の石田流

久保の石田流

 

 43

久保の中飛車

久保の中飛車

 

 44

久保流 最強先手振り飛車

久保流 最強先手振り飛車

 

 70★

最強アマ直伝! 勝てる将棋、勝てる戦法 (マイナビ将棋BOOKS)

最強アマ直伝! 勝てる将棋、勝てる戦法 (マイナビ将棋BOOKS)

 

 71

 

 現代の振り飛車については、久保本を推奨する。菅井本と迷ったが、ここは年長者を優先し、『将棋世界』に連載されていた事情を考慮した。今泉本を2冊も選んだのは、アマチュアに役立つから。相中飛車の解説があるのも、ポイント高。

 

77

四間飛車破り【急戦編】 (最強将棋21)

四間飛車破り【急戦編】 (最強将棋21)

 

 78

四間飛車破り 【居飛車穴熊編】 (最強将棋21)

四間飛車破り 【居飛車穴熊編】 (最強将棋21)

 

82

四間飛車の急所〈1〉 (最強将棋21)

四間飛車の急所〈1〉 (最強将棋21)

 

83

四間飛車の急所〈2〉急戦大全(上) (最強将棋21)

四間飛車の急所〈2〉急戦大全(上) (最強将棋21)

 

 84

四間飛車の急所〈3〉 急戦大全(下) (最強将棋21)

四間飛車の急所〈3〉 急戦大全(下) (最強将棋21)

 

 85

四間飛車の急所 (4) 最強の4一金型 (最強将棋21)

四間飛車の急所 (4) 最強の4一金型 (最強将棋21)

 

 

 四間飛車は今もアマチュアには人気があり、基礎である。四間飛車破りは渡辺本を、四間飛車側は藤井本を推挽する。丁寧に学べば、地力がつくこと請け合いである。

 

99★

島ノート 振り飛車編

島ノート 振り飛車編

 

 

 最新の戦法には対応しないが、幅の広さで一読に値する。特にアマ向きの戦法が多いので、奇襲戦法のつもりで読んでも役に立つだろう。振り飛車党には一読の価値あり。

 

 112

木村の矢倉 3七銀戦法基礎編
 

113

木村の矢倉 急戦・森下システム
 

114

木村の矢倉 3七銀戦法最新編
 

 141

最強アマの即戦力戦法 ~スズメ刺しから丸山ワクチンまで~ (マイナビ将棋BOOKS)

最強アマの即戦力戦法 ~スズメ刺しから丸山ワクチンまで~ (マイナビ将棋BOOKS)

 

 

 相居飛車の将棋は、やはり矢倉が王道だろう。木村本が3冊あり、広くカバーしているので、採った。アマからは中川本を選んだ。雀刺し、角換わり位取り、丸山ワクチン独自研究は、読んでいるのといないのとで、差がつきそう。

 

153

とっておきの右玉 (マイコミ将棋BOOKS)

とっておきの右玉 (マイコミ将棋BOOKS)

 

 154

南の右玉

南の右玉

 

 156

最強棒銀戦法:決定版 棒銀の必勝バイブル スーパー将棋講座
 

 157

最新 棒銀戦法―単純かつ破壊力抜群! (将棋必勝シリーズ)

最新 棒銀戦法―単純かつ破壊力抜群! (将棋必勝シリーズ)

 

 158

勝てる棒銀戦法 (将棋最強ブックス)

勝てる棒銀戦法 (将棋最強ブックス)

 

 159

気持ちいいほど攻めの急所がわかる 勝つ将棋 攻め方入門

気持ちいいほど攻めの急所がわかる 勝つ将棋 攻め方入門

 

 

 右玉と棒銀は、両極端な戦法である。右玉は受け、棒銀は攻めのトレーニングに最適だ。棒銀は初心者向けと思われがちであるが、違う。上級者向けであるので、初段手前で勉強し直すと、棋力がぐんとアップする。右玉も上級者向けで、平手を駒落ち感覚で戦う訓練になる。堅い玉しか指せないのでは、駄目。角交換型の細川本の方がアマチュア向きだが、超高度な南の右玉も、駒落ち名人になるための登竜門である。

 

 167 

糸谷&斎藤の現代将棋解体新書 (マイナビ将棋BOOKS)

糸谷&斎藤の現代将棋解体新書 (マイナビ将棋BOOKS)

 

 168 

マイコミ将棋BOOKS よくわかる角換わり

マイコミ将棋BOOKS よくわかる角換わり

 

 169

マイナビ将棋BOOKS よくわかる横歩取り

マイナビ将棋BOOKS よくわかる横歩取り

 

 170

よくわかる相掛かり (マイナビ将棋BOOKS)

よくわかる相掛かり (マイナビ将棋BOOKS)

 

 171

よくわかる矢倉 (マイナビ将棋BOOKS)

よくわかる矢倉 (マイナビ将棋BOOKS)

 

 172

よくわかる中飛車

よくわかる中飛車

 

 173

マイナビ将棋BOOKS よくわかる相振り飛車

マイナビ将棋BOOKS よくわかる相振り飛車

 

 174

よくわかる石田流

よくわかる石田流

 

 175

マイコミ将棋BOOKS よくわかる振り飛車穴熊

マイコミ将棋BOOKS よくわかる振り飛車穴熊

 

 176

マイナビ将棋BOOKS よくわかる四間飛車

マイナビ将棋BOOKS よくわかる四間飛車

 

 

 最新研究は、斎藤を参照しよう。そして、全分野を広く浅くカバーするためには、少し古くなりつつあるところもあるけれども、「よくわかる」シリーズがよいだろう。著者により難易度にかなり差があるが、それでもオールラウンダーには揃えておくことをおすすめする。

 

【奇襲・穴熊部門】

《シュうぇッチ賞》花村元司著『鬼の花村・将棋指南』★★★★★

 

190 

鬼の花村・将棋指南 (将棋連盟文庫)

鬼の花村・将棋指南 (将棋連盟文庫)

 

212

奇襲大全 (マイナビ将棋文庫)

奇襲大全 (マイナビ将棋文庫)

 

218

居飛車穴熊の教科書

居飛車穴熊の教科書

 

 219

青嶋の結論 対中飛車・居飛車穴熊必勝ガイド (マイナビ将棋BOOKS)

青嶋の結論 対中飛車・居飛車穴熊必勝ガイド (マイナビ将棋BOOKS)

 

224

広瀬流穴熊 終盤の極意

広瀬流穴熊 終盤の極意

 

 

 奇襲・穴熊部門は、以上がエントリー。奇襲と穴熊を一緒にカテゴライズするのは、選者のこだわり。プロとは別のアマの駆け引きもある特殊ジャンルと捉えるから。奇襲は元・真剣師の花村本を入れた。広義の奇襲。今日の(当時も)プロには見られない面白い棋譜が満載なのも売りだ。花村流をアレンジしたら、対局に楽しみができる。というわけで、シュうぇッチ賞にする。よく文庫化してくれたという意味も込めて。奇襲大全はその名のとおり、中級タブを突破するには必携。おじさんはかつて皆、これを読んだものだが、増補されている。居飛車穴熊はまず高橋の教科書で学んで、他書へ行こう。中飛車対策は今をときめく青嶋本がベスト。中飛車党も必備だろう。穴熊の終盤はやはり広瀬本がピカイチ。穴熊は序盤も大事なので、棋譜が収録されているのもよいところ。

 

【手筋・格言部門】

《シュうぇッチ賞》該当なし

 

227 

将棋連盟文庫 将棋 端攻め全集

将棋連盟文庫 将棋 端攻め全集

 

237 

手筋事典:あなたの将棋が9割変わる!
 

253 

勝てる将棋格言36―プロの実戦に学ぶ妙手 (将棋必勝シリーズ)
 

 

 手筋・格言部門は、3つを選んだ。端攻めはやはり必修で、大内本で十分だろう。手筋全般は青野本が1冊にまとまっている。9割変わるは誇大広告かもしれないが、言わんとするところは汲み取ろう。手筋は非常に大事。格言本も青野本を採った。言語化するには格言が一番。用例の選び方がすばらしく、読めば確実に力がつく。シュうぇッチ賞を該当なしとしたのは、良書がないということではなく、むしろ甲乙つけがたいという意味である。あしからず諒とされたい。 

 

棋譜部門】

《シュうぇッチ賞》『谷川vs羽生100番勝負』★★★★★

 

254

棋聖 天野宗歩手合集

棋聖 天野宗歩手合集

 

258

将棋戦型別名局集2 四間飛車名局集 (.)

将棋戦型別名局集2 四間飛車名局集 (.)

 

259

将棋戦型別名局集3 矢倉名局集

将棋戦型別名局集3 矢倉名局集

 

 265

大山康晴名局集 プレミアムブックス版

大山康晴名局集 プレミアムブックス版

 

 266

中原誠名局集 (プレミアムブックス版)

中原誠名局集 (プレミアムブックス版)

 

272

羽生善治全局集 ~デビューから竜王獲得まで~

羽生善治全局集 ~デビューから竜王獲得まで~

 

 273

羽生善治全局集 ~名人獲得まで~

羽生善治全局集 ~名人獲得まで~

 

 274

羽生善治全局集 ~七冠達成まで~

羽生善治全局集 ~七冠達成まで~

 

 276

谷川vs羽生100番勝負―最高峰の激闘譜!

谷川vs羽生100番勝負―最高峰の激闘譜!

 

291

永瀬流 負けない将棋

永瀬流 負けない将棋

 

 294

  296

平成28年版 将棋年鑑 2016
 

 

 棋譜部門で、一推しなのは、やはり天野宗歩。天才少年対策にも有効。戦型別はやはり基本の四間飛車と矢倉。古い形でも総合力を磨くのには有益。むろん目的によっては穴熊三間飛車を選んでもよい。棋士別ではやはり大山、中原の両永世名人棋譜は欠かせない。アマなので大山全集まで行く必要はなく、この名局集で事足りる。そして最強の棋士、羽生の全局集は当然、座右に置くべしだ。100番指しでは谷川羽生が不朽の一冊である。両者の終盤力には圧倒されるしかない。永瀬本を選んだのは、龍を自陣に引く感覚がアマ向きだから。受けの力を身につけよう。近藤本ゴキゲン中飛車の創設者に敬意を表して。棋譜が充実しており、これだけ並べれば、実戦なしでもゴキゲン中飛車の感覚を会得できる。将棋年鑑棋譜並べ党には言わずもがなのマストアイテムだ。シュうぇッチ賞は、谷川羽生にするか、宗歩にするかで一瞬迷ったが、現代将棋の礎を築いた谷川羽生に決定した。当時の最高峰であり、実力伯仲、人間性も申し分なく、さまざまな戦型も含まれており、繰り返すには最強のバイブルであると判断した。

 

駒落ち部門】

《シュうぇッチ賞》所司和晴著『【決定版】駒落ち定跡』★★★★★

 

302

【決定版】駒落ち定跡

【決定版】駒落ち定跡

 

 303

駒落ちのはなし

駒落ちのはなし

 

 

 駒落ち部門のシュうぇッチ賞は、木村十四世名人の『将棋大観』と悩んだが、定跡伝道師の多年の功績と、入手のしやすさから所司本にした。先崎本は文章と図面の関係に齟齬があり、編集に難があると言わざるを得ないが、読ませる筆力とアマ心理に通じた部分、内容がすばらしいので、買いである。灘定跡や木村との角落ち戦の棋譜が乗っているのもよい。本音を言えば、高橋本や阿久津本も特選にしたかった好著。併せ読んでほしい。

 

【大局観・逆転部門】

《シュうぇッチ賞》山崎隆之著『逆転のメカニズム』★★★★★

 

317 

羽生善治の戦いの絶対感覚 (最強将棋塾)

羽生善治の戦いの絶対感覚 (最強将棋塾)

 

  320

谷川浩司の戦いの絶対感覚 (最強将棋塾)

谷川浩司の戦いの絶対感覚 (最強将棋塾)

 

 322 

324

逆転のメカニズム (マイナビ将棋BOOKS)

逆転のメカニズム (マイナビ将棋BOOKS)

 

 

 大局観・逆転部門では、絶対感覚を推奨したい。すべて捨てがたいが、新旧実力者に敬意を表して2冊を選んだ。 早指しの極意は、アマにとっては必読本。類書がないので、なおさら。山崎本も特異な本。形勢判断に基づくので、棋力がつく。棋譜も充実していて、ねじりあいを学ぶには好適だ。シュうぇッチ賞は、山崎本にした。山崎将棋の本領が一冊にまとまっている印象が強い。

 

【上達法部門】

《シュうぇッチ賞》浦野真彦著『初段になるための将棋勉強法』★★★★★

 

325

初段になるための将棋勉強法

初段になるための将棋勉強法

 

326

新・アマ将棋日本一になる法

新・アマ将棋日本一になる法

 

 

 上達法部門は、類書が少なく、2冊のエントリーが妥当なところ。浦野本は本当に良書。しかし、よそ行きのところもある。宮崎本は、よくぞこれだけのトップアマを取材したものだと感謝でいっぱい。この2冊を知らなければ、成長が数年遅れるだろう。シュうぇッチ賞は、浦野本。初心者の編集者がブログを作って実践する情熱も含めて、文句なしの授賞。 

 

【長編詰将棋部門】

《シュうぇッチ賞》該当なし

 

398★

詰むや詰まざるや―将棋無双・将棋図巧 (東洋文庫 282)

詰むや詰まざるや―将棋無双・将棋図巧 (東洋文庫 282)

 

 

 長編詰将棋部門は、やはりこれ。初段になれない人がこれに手を付けるのはおかしいというかもしれないが、この本に手をつけないと、最高峰には到達できない。麓でただ讃仰するだけでもよいので、手許に置いておこう。お守りのようなもの。ちょっとでも楽しめれば、御の字。シュうぇッチ賞は、審査員にまだこのレベルの詰将棋を判定できる棋力がないので、該当なし。

 

【読み物・娯楽・コンピュータ部門】

《シュうぇッチ賞》大川慎一郎著『不屈の棋士』★★★★★

 

412★

不屈の棋士 (講談社現代新書)

不屈の棋士 (講談社現代新書)

 

 

 今や看過できなくなったコンピュータ部門。観戦記者としても売り出し中の大川の手になる、プロの本音に迫ったインタビューが群を抜いていると思う。一読をすすめたい。特選一冊につき、シュうぇッチ賞も授賞。なお、重量オーバー(フリーズするため、編集不可)で412冊に入れられなかったが、後藤元気氏の観戦記シリーズ(ちくま文庫)も非常にすばらしい企画。付け加えのようになり恐縮だが、ここに記しておく。