ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

おまけの将棋ノート(6)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)の初段になる50の方法

おまけの将棋ノート(6)

 

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将棋世界』の読み方

 

 先日、将棋ファンの必読誌『将棋世界』が発売された。

 世の中、変わった雑誌がたくさんある。もっとも『将棋世界』を変わった雑誌というと、ファンから叱られるだろうが、業界御用達の雑誌というものは、門外漢からしたら、変わった雑誌に見られても致し方のない側面もある。たとえば、JK棋士・竹俣紅女流初段が連載を持つ『盆栽世界』という雑誌などは、初めて知ったという将棋ファンも少なくないのではないか。また、昔、テレビで変わった雑誌の特集があったが、『月刊僧侶』や『月刊ホームルーム』など、変わった雑誌は他にも数多い。

 

将棋世界 2016年12月号 [雑誌]

将棋世界 2016年12月号 [雑誌]

 

  

盆栽世界 2016年 12 月号 [雑誌]

盆栽世界 2016年 12 月号 [雑誌]

 

 

 さて、我らが愛する将棋雑誌についてだが、昔はもっとさまざまな種類の雑誌があった。私の少年時代は(というと、年齢がばれるのだが)、現在も存続している『将棋世界』『NHK将棋講座テキスト』の他に、『将棋マガジン』『近代将棋』『将棋ジャーナル』『週刊将棋』があった。少ない小遣いで一体どれにするか、書店の店先でかなり迷っていたのも今となってはよい思い出である。今日は雑誌の種類が激減してしまい、残念だ。もちろん、その分、CS放送やインターネットの記事や中継、データベースなどが充実しているわけだから、今日の方が恵まれているわけだろうが、あらゆるチャンネルが複数あることが私の理想なので、やはり好ましい状況とはいえない。

 ともあれ、『将棋世界』一誌が存続していることは、ありがたい。1937年10月に博文館から発行されて以来、出版社は変わっていったものの、長い伝統を誇っている。間もなく公開される『聖の青春』(主演:松山ケンイチ)の故・村山聖九段も入院中に熟読したとされる『将棋世界』だが、この雑誌の読み方について研究した人は、かつていたのだろうか?

 いた! 森下卓八段(当時)の「加藤棒銀と闘う」(『将棋世界』1999年1月)という自戦記に『将棋世界』の読み方が書いてある。

 

森下卓八段(当時)の将棋世界の読み方 | 将棋ペンクラブログ

 

 最初はもちろん、目次を見る。これは、まあ、駒を並べるようなものだろう。そして、驚くべきことに、その後、つまり初手に、ゆっくり眺めるのは、なんと、グラビアだという。グラビア! グラビアアイドルが載っている雑誌ならいざ知らず(失敬!)、初手グラビアとは・・・・・・。ところが、考えてみると、真っ先に目に飛び込んでくるのはヴィジュアル資料である。履歴書で最初に見るのは、顔写真に決まっているだろう。だから、顔写真を安い自動販売機で撮ってはいけないとよく若い世代に教えている。というわけで、迫力満点の棋士や美しい女流のグラビア、佐藤名人のファッションが非常に重要であることは理解できた。たしかに、幼いころは『将棋マガジン』のグラビアを楽しみにしていた記憶もある。よし、これからは初手はグラビアにしよう。写真を見ただけで、どのタイトル戦か分かるようになるのも、案外マニアっぽいかもしれぬ。

 第2は懸賞詰将棋という。当時は内藤國雄九段だが、現在は若島正氏の作である。第3は自由。電車の中で、詰将棋、次の一手、付録を解く。棋譜は並べながら読む。云々。

 さあ、ここからが真の問題である。私たちアマチュア棋士にとって、『将棋世界』はどのように読むのがベストだろうか? 森下八段が「一カ月では読み終わらないという方も多いのではないだろうか。」と書いているが、「そのとおり」と激しく同意する。

 ここまで引っ張ってきておいて何なのだが、実は私にも定見がない。毎月、迷いに迷って、ここまで来た。そんな体たらくであるから、一冊を完璧に読み込んだ試しは、いまだ一度もない。一冊を読み終わるまでは翌月号を買わないと決めたこともあったが、バックナンバーがなくなるのが心配で、結局のところ断念した。しかし、せっかくこのブログを始めたのだから、今月こそは読み方を革命的に変えたいと思う。

 今のところ、机上の空論だが、次のように構想を練っている。

  1. 【 photo 】目次を見て、グラビアを鑑賞する。
  2. 【 text  】読物を読む。
  3. 詰将棋(易)】3手詰・5手詰・7手詰の詰将棋を解く。
  4. 【棋 譜(単)】棋譜を1通り並べる。
  5. 【定    跡】定跡を勉強する。
  6. 【 次の一手 】付録や段級位認定問題を解く。
  7. 【必    至】懸賞必至を解く。
  8. 詰将棋(難)】詰将棋サロンや懸賞詰将棋に挑戦する。
  9. 【棋 譜(複)】棋譜の中から特選を決め、繰り返し並べる。

 頭文字を拾うと「pt・詰棋・定次・必・詰棋」。今までは、棋譜を繰り返し並べることを集中的にやっていたので、他に手が回らなかったが、今月はバランスを重視しようと決めた。バックナンバーに手を出したくなるのだが、今月はバックナンバーには手を付けないことを決意した。以上を読了するまでは、新年号に行かないことも決心した。むろん、他の棋書にも鍵をかけておこう。

 

大切なことだけやりなさい

大切なことだけやりなさい

 

 

 年内は超が付く繁忙期なので、期限を1か月にするのはどう考えても無謀。だから、目標は年内と定める。まず今月中に最低でも1~4、できれば1~6を果たしたい。そして、後半に2桁の詰将棋と格闘し、好きな棋譜並べの30回並べに到着する。その結果、棋力が突然変異的に伸びるというのが思い描いている青写真だ。

 というふうに、ここに宣言してしまったわけだが、これは24時間テレビのマラソンなみのハードさである。はたして、どうなることやら? お楽しみに。