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ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

おまけの将棋ノート(20)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

おまけの将棋ノート(20)

 

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ブログに貼り付ける局面図

 

 新たな武器を手に。

 ブログに図面を貼る技術を覚えた。なんだか難しそうだなと敬遠していたのだが、非常に簡単で、あらら、拍子抜け。私シュうぇッチマンが使ったのは、こちら:

 

shogipic.jp

 

 本編では、専門的な記号などはわからなくとも読めるように、サービスを心がけていた。が、そろそろタネも尽きてきたので、「おまけ」では少し具体的な話もしていくことにしようかと。とはいっても、将棋のわからない人にもそれなりに楽しんでいただけるように、いちおうは配慮しているつもり。

 

逆王手

 

 まずは昨日の対局の投了図をご覧いただこう。先手が私シュうぇッチマン。

 

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 こちらの▲5九飛の「王手」に、相手が△5八飛と「逆王手」(王手を防ぐ王手)をかけ、さらにこちらが▲6八銀と「逆王手返し」(王手を防ぐ王手を防ぐ王手)を決めて、相手の投了となった。創ろうと思ってもなかなかできない、プロレスの技のかけあいみたいな投了図。

 投了図以下は、簡単な即詰み。

 もちろん△同飛成と取ると王様が取られてしまう仕組みなので、△4八玉か△5六玉と逃げるしかない。△4八玉はどこかに金を打てば1手詰み。△5六玉なら、▲4六金打でジ・エンドでもよいし、▲5八飛と飛車をただでいただき王手して、合駒は金打ちまで、△4五玉と逃げるのも▲3五金までの詰みでも可。

 戦型は、こちらの四間飛車に、相手は糸谷流右玉。こちらの金銀と相手の角の二枚替えとなり、抑え込まれる展開に。途中までかなり苦しかったが、こちらも飛車捨てから王手飛車を見せたり、遠見の角を放ったり、絶妙の凌ぎを披露したり、相手も巧みな地下鉄飛車の転換による超絶の詰めろをかけてきたりと、互いに妙手、鬼手、秘手を連発しまくるが、逆転に成功。最後は敵玉を引っ張り込んでの勝利。投了図は、この179手の死闘にたいそう似つかわしく、お気に入りである。

 

形勢判断

 

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 上掲は、昨日掲載した船囲いリフォーム完成の図。私シュうぇッチマンの若かりし日の実戦譜から。

 自陣竜で相手の飛車を生け捕った局面。底歩・金銀・自陣竜。私シュうぇッチマン好みの船囲い再生術。そのまさに理想型といったところ。ここではすでに大差で、どうやっても先手の勝ちのようだ。形勢判断をしてみると、こうなる。

 

 1)駒の損得

◆初期配置 玉1、飛1、角1、金2、銀2、桂2、香2、歩9

◆現状の駒 玉1、飛2角0、金2、銀2、桂3、香2、歩9

 桂得であることがわかる。飛角交換も先手の得。竜とと金という成駒が先手だけにあるのも得。得した桂で、香も取れそう。したがって、先手の駒得と判断する。

 2)駒の効率

 玉の堅さは、先手も後手も金銀4枚の囲いであるから互角に見えるが、先手は竜がいる分、心強い。先手持ち。

 攻め駒の効率は、先手の桂が相手の香、さらには玉を睨んでいる。また、と金も大きい。後手の角も5五の好位置にいるものの、ここでは窮屈に封じ込められてしまっている。よって、先手持ち。

3)手番

 手番は先手。先手陣には打ち込みの隙がなく、先手の攻めは手番を取りながら、切れる心配がなさそう。ゆえに先手勝勢と形勢判断できる。と。

 

 具体的な次の一手の候補は、いくつか考えられる。まず攻める方針であるならば、▲9四桂と香を取り、王手をかけて殺到する順が浮かぶ。後手玉が上部に脱出するのは、飛と香と歩、さらに▲7七の銀の応援も間に合いそうで、上と下からサンドイッチして、先手勝ち。横に逃げるのも、と金や自陣の竜が敵陣に突っ込んで、やはり先手勝ち。

 勝ち急がないなら、▲4二飛と敵陣にもう1枚の飛車をおろす順も、非常に有力。玉の脇腹を狙いつつ▲1二飛成と香を取って駒得を拡大させる手と、縦の利きを生かして▲4四と と、後手の銀や角をいじめに行く手の両方を見て、たいそう味がいい。桂はいつでも跳ねることができるというわけだ。

 他には▲5六金と、角の頭に力強く出てプレッシャーをかける手も、やや筋悪ではあるが、無くはなかっただろう。△6五歩からの攻め筋と△5五の角さえ抑え込めば恐いところはないのだから。

 ところで、私シュうぇッチマンは、これだけ勝勢の局面でどう指したか。

 

  ▲5六歩!??

 

 後手の中央の角の頭に歩を打った。あれ、最下段をよく見てみよう。二歩、である。反則負け。

 底歩の場合、こういうポカがあるから、ご用心。勝勢のときほど、腰を落として、万が一の負けに備えなければならぬ。欲張りすぎてはいけない。

 こういうときは、笑う。そして、次から気をつける。