読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

おまけの将棋ノート(32)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

おまけの将棋ノート(32)

 

f:id:Shouldgo:20160902152037j:plain

 

アヒル囲い

 

 有名な奇襲戦法に「アヒル囲い戦法」がある。

 幼いころ、NHK将棋講座テキストに田丸昇九段が書いていたもので覚えた。その後、この戦法とは数十年間、疎遠であったが、最近、この戦法の使い手と対戦して、痛い目に遭った。しかし、このこの戦法は非常に優秀で、なかなかうまい対策が立てられない。そこで、反対に、アヒル囲いをやってみることに。謙虚に対策を教わろうとの精神。

 

f:id:Shouldgo:20161209165931j:plain

 

 すると、なんということだろう! 結果は、次のようなものに。

 ○○○○○○○○○○

 無傷の十連勝! 相手が知らないからということと、心理的にこれで負けてはという相手の油断があるにせよ、空恐ろしいことである。今時、ここまで勝てる奇襲戦法は、他にないだろう。相手が初心者ならともかく、二段、三段、四段相手でも通用してしまうのだから、とんでもない破壊力だ。

 ご存知ない方のために、簡単に解説を試みる。まず囲いだが、こんな囲いである。

 

f:id:Shouldgo:20161209165939j:plain

 

 初心者の囲い、そのものである。しかし、この囲いは大駒の打ち込みには強い。そんな隙はないというのが唯一の長所。

 したがって、この戦法は大駒交換に持ち込むことが第一の狙いとなる。

 まず序盤であるが、角道は開けない。大事だから、繰り返す。角道は開けるな。ステップ1。ひたすら飛車先を伸ばす。一歩を交換できてもできなくても、浮き飛車に構える。ステップ2。端角に構える。端攻めされても、飛車の横利きで受かっている。ステップ3。アヒル囲いに組む。

 

f:id:Shouldgo:20161209165554p:plain

 

 中盤は、大駒交換が第一の狙い。▲7五角~▲6六角と交換を挑む。

 

f:id:Shouldgo:20161209165603p:plain

 

 しかし、角交換を拒否され、角を逮捕されてしまった。必敗に見えるが、ここから第二の狙いが用意してある。端攻めである。△6五歩以下、▲9三角成△同香▲9四歩という具合に端を突破していく。最後に飛車も9筋に転回すれば、一方的に攻めることができ、一丁上がり! 

 

f:id:Shouldgo:20161209165546p:plain

 

 終盤は、際どくはなるものの、ここでは先手が勝ちになっている。後手が攻めるなら、4八の地点を清算して△6九銀と捨てる筋で退路を封鎖しておいて必至をかける順ぐらいだが、後手玉は▲3一竜△同玉▲3二香成△同玉▲4一角△同玉▲5二金以下の詰めろなので先手勝ち。

 実戦は△3三同桂だが、▲同歩成△同角▲3四桂△2一玉▲4二竜引△4八桂成▲同金△4二角▲同竜△4一銀▲3三桂まで、先手シュうぇッチマンの勝利。桂馬の2か所の利きを生かして、4二の地点をしつこく責めるのがポイント。

 

f:id:Shouldgo:20161209165623p:plain

 

 序盤は、1浮き飛車2端角3アヒル囲い。中盤は、1大駒交換2端攻めが、ポイントである。すべての奇襲戦法に共通して言えることだが、相手の狙いの中心を押さえないで油断すると、痛い目に遭うということ。

 こういう戦法の対策は、自分でもやってみるということである。敵を知り、己を知れば百戦危うからず。ただし、私シュうぇッチマンも、まだ決定的な対策を練り切れてはいない。早指しなら、アマ有段者相手でも十分に通用する戦法のようだ。