ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

シュうぇッチマン反省の巻

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

シュうぇッチマン反省の巻

 

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VS喜怒哀楽

 同僚K二段には、仕事終わり、定期的にVSで教えていただいている。感謝。

 ちなみにVSというのは、将棋界特有のジャーゴンで、1対1で行う練習試合のこと。

 K二段とはここまで20局指して、10勝10敗という、まさに好敵手。こういう方は探してもなかなか見つかるものではなく、私シュうぇッチマンは非常に運がいい。インターネットだけで強くなるのはやはり難しく、盤を挟んでのVSは力がついていくことが実感できる。

 ちなみに、風来坊の私シュうぇッチマンは、あちらこちらで仕事をしているが、K二段の職場とは2年半の契約なので、今回が区切りの最終戦。大袈裟に表せば、ガチの鬼勝負。血涙21番勝負の最終戦、だ。

 

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 私シュうぇッチマンは後手だが、便宜上、先後逆に表示している。

 戦型は、相中飛車を選択。ここ3局はすべて後手番となっていて、過去2局は、先手中飛車に対し、居合抜き超速を連採したものの、うまくいかなかったので、本局は気分転換で、相振り飛車にしてみた。

 相手が早めに角道を止めたので、今泉健司四段の研究に従い、端から雀刺しを志向したところ、K二段は端角を切って桂先の銀で受けてきた。この端攻めは、アヒル指しで猛特訓を積んだ形で、自信あり。

 だが、インターネットと違い、こういうところで弱気になってしまうのが実戦ならではの心理の綾。こちらは8六歩と桂取りを受けた。過去2局は棋風改造とばかりに激しく攻めすぎて撃沈していたので、自重した。雀刺しは見せ球で、角を切ってくれたから御の字というのが、わが思考回路。

 感想戦では初志貫徹、角を切り返して攻めれば先手十分ということだった。もちろん、それも考え、かなり迷ったのだが、こういう将棋は何か錯覚があれば終わってしまう。相手の受けの強さも身にしみて知っているので、踏み込めなかったのである。

 もっとも、駒得しているのでゆっくり指す方針でも悪いわけではなく、こういうところは棋風というか、好みの問題だろう。

 

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 本局では、ここで一番長考した。△8七銀成が分かっていても受けにくい。▲7八金は相手の思うつぼ、質駒の桂馬をもぎ取られ、桂馬のふんどしで、終わってしまう。

 とはいえ、こういう手は激指の偏愛する手で、激指と千番勝負を繰り広げてきた私シュうぇッチマンは0.1秒で見抜けるようになっている。

 結局、シュうぇッチマン三段の指した手は、▲8八飛! この手はさすがのK二段も読んでいなかった。△7七銀成と来たが、▲8九飛と引いて何でもない。相手の銀を遊ばせ、長期戦になれば、将来はゆっくり8筋の歩を伸ばしていく方針だ。私シュうぇッチマンらしい手と言える。

 

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 図は、終盤。飛車切りから細い攻めを続けられるかという局面。△7二飛は頑張った手だが、ここで私シュうぇッチマンが間違える。実戦は歩が欲しいので▲9四歩としたが、△5二飛となって、逆転してしまった。ここは当然▲3四馬の一手だった。歩を取りながら、成銀と桂と飛車取りの先手だ。冷静なら0.1秒の手だが、なぜにこういう凡手が見えない? 秒読みは言い訳にならない。まさに実戦心理というやつである。否否否、実戦心理という言葉で誤魔化してはいけない。心の弱さ。感覚の悪さ。シュうぇッチマン猛省の巻。

 

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 さらに進んでK二段は定番の5五角を打ったのに対し、桂で受ける。ここでK二段は正着を逃した。△6五金が敗着で、ここは△7六香と上部開拓を目指されていたら、こちらが負けていた。▲4六桂は金取りのようだが、有名な△3六桂からの頓死筋(「トドメの駒を入手する」の格言通り、△7八銀から金か飛の入手が確実に見込める)があるため、簡単には取れないのだ。結果的に、この桂打ちが相手を間違えさせることになり、以下も入玉をめぐる混戦が続いたものの、左下の飛金も入玉阻止に貢献して、再逆転に成功した。

 結果的に勝ちはしたものの、反省すべきシュうぇッチマンの迷局であった。

 

 

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