ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

期間限定で公開中。将棋で強くなるための上達法のあれこれ。難しい符号は一切なし。将棋以外にも応用できるので、ご愛読を。

石田流vs左穴熊以前の変化

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

石田流vs左穴熊以前の変化

 

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シュうぇッチマンの定跡研究

 石田流には中飛車穴熊を愛用している。中飛車穴熊にはダイヤモンド美濃を連採している。というわけで、居飛車でも、振り飛車でも、中飛車穴熊(対策)は得意だ。

 ところが、△5四歩に平然と▲7八飛と振ってくる振り飛車党が結構いる。

 プロだと後手居飛車有利が定説だが、アマだと先手振り飛車の勝率の方が高いようだ。これは困ったことだ。

 左穴熊を志向する人のみならず、△5四歩から相振り飛車にしたい人も困る。さらに問題なのは、管見の及ぶ範囲では、市販の棋書がこの変化を十全に解説していないということ。たとえば、頼みの綱である、最新の『藤森流中飛車穴熊破り』も、最序盤についてはまったく解説がない。こういうときのインターネットだが、管窺のかぎりでは、突っ込んだ研究を見つけることができなかった。

 オーマイガッというわけで、アマ棋界に限っては平然▲7八飛が最善なのかもしれないと私シュうぇッチマンは考えている。

 ただ、これでは後手側を持つとき、石田流に△5四歩と突けなくなるので、「平然▲7八飛戦法」をアマ棋界から撲滅すべく、自ら重い腰を上げてみよう。

 

初手からの指し手

▲7六歩△3四歩▲7五歩△5四歩▲7八飛

 

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 ここで▲7八飛は疑問とされている。▲6六歩が無難。

 

△8八角成▲同銀△4五角▲8五角

 

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△4五角で後手よしが定説。△5四歩の効果で、▲7六角と打てない。これがプロの定説。だが、▲8五角と打てるではないかというのが、一発狙いのアマチュアの主張。▲6三角成のねらいと△6七角成の防ぎが、その意図。

 たしかに、これで居飛車側は難しい。もし10秒将棋なら、知識のないアマチュアが後手を持って正しく指せる保証は皆無だろう。

 

△8四歩!▲6三角成

 

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 △8四歩と、あえて角を成らせるのが、今日の定説。

 だが、アマにはこんな手、知らなければ浮かばないよ。というより、かつてはプロも△2七角成としていた時代もあるくらいだから。

 ちなみに、△6二銀は、▲3八銀△3五歩▲4六歩△3四角▲4七銀△4四歩▲3六歩△同歩▲同銀△5二角▲4五歩△5三銀▲4八飛△8四歩▲7六角で先手よし。

 また、△2七角成は、▲6三角成△4五馬▲7四歩△同歩▲同飛△6二銀▲5四飛△同馬▲同馬△7三歩▲6六角△1二飛▲5五馬なら先手勝勢。

 △4五馬に代えて、△5二金右なら本譜と似た展開になり、本譜よりも後手の馬の位置が悪く、先手よし。△8四歩がないので▲8五馬と引くのも有力。この辺りの変化は『島ノート』に詳しい。先手でこの変化を専門にしたい人は、必読と言えよう。

 

△5二金右▲6四馬△6二飛▲4六馬△6七角成

 

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 ▲6四馬では▲9六馬という変化球もあり、これも難しい。ただ、馬を作れば、馬の位置の差で良さそう。△6二銀と締まる選択肢も後手にはあり、不満はない。

 本譜△6七馬を放っておくと、△4九馬~△6九飛成が痛打となるから先手はいったん受けておく必要がある。

 

▲6八歩△6六馬▲7四歩△8二銀

▲7三歩成△同銀▲同飛成△同桂

▲同角成△8八馬

 

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 親切な棋書には、この辺りまでの記載はある。曰く△8二銀と上がれば受かる。また曰く△8八馬と銀が取れる、と。

 ただし、アマチュアにとっての問題は、この先にある。

 

▲7四桂△5三銀▲6二桂成△同銀

▲9一角成△8九馬▲6四馬

△5五桂▲4八玉△9九馬▲5四馬

△4四香▲5六銀△3五桂

 

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 ▲7四桂でアマチュアにとって最も大切な飛車が取られてしまう。そのような変化が書いていない棋書は、アマチュアにとって無益とは言わないまでも、無益に近い。

 私シュうぇッチマンの研究では、最後は超急戦のような筋に持ち込んで、後手がわずかに指せるかといったところだ。

 

付記:ただ、実際問題は形勢不明なのかもしれないと、書いた後、思い直しつつある。非常に微妙で、非常に難解。「指せるか」と「か」を付けたゆえんだ。