ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

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読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(1)【解答解説編】

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ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(1)【解答解説編】

 

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 問題図を再掲する。 

 

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 終盤戦。どちらの玉にも、まだ詰みはない。先に詰めろをかけにいくか、それとも、後手が駒損なので、受けきりを狙うかという局面。

 手は広い。いくつかの候補手が浮かぶ。

(1)「▲1七角」の飛金両取り

(2)駒得を図ると同時に攻防に利く「▲9四飛成」

(3)寄せを見せる腹角の「▲2二角」

(4)安全勝ちをねらう「▲5五金」

 他にも、▲3五角や▲1三香、▲1五歩もあるかもしれない。

 結論からいうと、どの手も悪くない。しかし、手が広いからこそ、最善手を決めるのが難しいとも言える。

(1)実際、私シュうぇッチマンは、10秒も持ち時間がありながら、(1)▲1七角と打ち、間違えてしまった。結果的に、これが一番危険な勝ち方だったようだ。

 両取りは駒を取る間に手が進むので、こういうときは見せ球にするに止めた方がよかった。最後は勝ったものの、その後にも誤算があって、反省しきり。

 実戦は▲1七角△2九飛成▲5三角成△5六歩と進んだ。

 △5六歩は、△7九金▲6七玉△5七歩成▲同金△同成銀▲同玉△5九竜以下の詰めろ。他方、後手玉は詰まないので、一手負けコースだ。

 結局、途中で攻防手や受けに手を戻して勝ったのだが、意外と後手玉に詰めろがかからないので焦った。金を入手でき、▲3五馬の味もいいので、行けると判断したのだが、これがよくなかったというのが局後の感想。

(2)▲9四飛成は、受けにどのくらい利いているのかがわからず、指せなかった。上部開拓して、入玉という保険をきかす意味はあるのだが、端歩を詰められているので、どのくらい安全に貢献しているのかが、パッと見で分からなかった。攻めも桂馬という邪魔駒消去すれば、竜の横利きが通るのだが、その辺りも杳としている。

 局後に考えてみると、▲9四飛成△5六歩▲2二銀で勝ちという結論になった。飛車の横利きというより、銀の入手が単純に大きいようだ。

(3)おそらく最善は▲2二角の詰めろではないだろうか。放置すれば、▲1三香からの3手詰み。

 対局中は、△2四歩への対応が見えなかったが、▲1一角成でよかった。△2三玉は▲1二角で無効なので、△同玉だが、▲1三香と打てば、合駒が角しかないので、隅に追いやって十分だった。合駒しても、逃げても、そこで▲9四飛成と銀を入手する。

(4)▲5五金と手堅く指すのも、実戦的だった。単純に相手に駒を渡さなければ紛れることはない。△5七成銀には手順に▲4六角の詰めろ&飛と成銀の両取りが実現する。

 唯一の紛れ筋に入り込んでしまう原因は、いくつかある。

 1つは、より強くなろうとして、あえて難しい道へ行きたくなってしまう点。かつてはなかったミスである。現状を肯定し、背伸びをしないことを心がけたい。

 もう1つは、あえて危険な道へ行きたくなる死への欲動、言い換えれば自滅衝動である。もう少し安全安心を求める精神分析的な自己治癒が必要だと思う。

 3つ目は、正解がたくさんあるときの方針が固まっていないこと。(1)はギリギリで勝つ方針、(2)は最悪の事態を想定し入玉を視野に入れる方針、(3)は最短の寄せを目指す方針、(4)は駒得を重視する方針である。実は、正直いって、局後の今でも、次に同じ局面を迎えたらどの手を選ぶか、決め切れていない。私シュうぇッチマンの複数ある棋風が相互にお見合いをしてしまう局面と言えるようだ。

 最後は、相手の側から考えられなくなっている点。かつてはこれができていたのに、最近また退化してきた。相手の持ち駒に歩しかないのだから、兵糧攻めが相手にとっては一番きついはず。そこに気がつかなかったのが痛い。

 この最後の点を重視すると、(1)は論外、(2)もなし、(3)か(4)の二択になるだろう。時間の関係で(3)が読めないなら(4)を選ぶわけだし、かつてはそうしていたのだが、今は(3)くらい読もうよという気もしていて、悩みは深い。

 結論からいうと、読みがまだまだ浅くて、甘いということ。

 

【本日の正解】いろいろあるが、▲2二角でどうだろう。

 

※異見があれば、コメント欄にてご教示願いたい。