ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

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読み切れたら初段以上 次の一手迷人戦(6)【解答解説編】

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ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(6)【解答解説編】

 

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 問題図を再掲する。

 

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 5段目にいる飛車ががんばっていて、受けにもきいている。横歩取りや相振り飛車ではよく現れるパターン。

 後手の棒銀が5段目に進出してきて、ふつうはピンチというところだが、いやいや、ここは飛車の横利きを生かし、むしろチャンスを作りたい。

 一番やってはいけない手は、▲4六歩。相手の攻めをお手伝いしてしまっているからだ。以下、△同銀▲同金△同飛▲3三角成△同桂▲5五角は△4九飛成▲同銀△5四銀▲3三角成△6五銀ぐらいで、後手よし。実戦的に、先手、勝ちにくい。

 ▲4四歩。この局面では、いわゆる焦点の歩が考えられる。

 焦点の歩とは、何ぞや? つまり、この場合だと、飛と角という巨大な戦力に共通する利きに歩を打つわけだが、そうすると、一瞬だけ両方の駒の働きが抑えられていることに気がつくであろう。もちろん、この歩は取れるわけだが、角で取ったら飛の邪魔に、飛で取ったら角の邪魔になるという仕掛けである。ぜひとも覚えておいていただきたい手筋。やられる側からすれば、実に小癪な歩兵なり。

 ▲4四歩に対して、△同角には▲4五飛と銀のただ取りがねらい。△同飛も▲同角△同角▲4五飛で、同じこと。

 ただし、△5四銀打が粘り強い一着。ここに銀を重ねるのはつらいのだが、▲8五飛とさせておいて、踏ん張ろうというわけだ。

 ▲8五飛に手抜きはできない。手抜きなら、「拠点を作って、ぶちこみ」の▲4三金が露骨。△同銀▲同歩成△同飛に再度「おかわり」の▲4四歩で悲鳴。よって、△4四角とし、▲同角△同飛▲2二角△3三角▲同角成△同桂▲2二角くらいで、先手が悪くないとは思うが、明解ではない。この後、△7四角▲8八飛となって、微妙。

 さかのぼって単に△5四銀なら、▲3五飛でも▲8五飛でもよい。▲3五飛△4四飛なら▲3三飛成とするのが好手で、△同桂に▲4四角となって一丁上がり。やはり▲8五飛としておいて、▲3四金をねらいにするのもよいだろう。

  実戦は▲4三歩。歩をケチりたくなるが、3歩あるので、ここは手番を優先しよう。

 ▲4三歩には、銀を取られてはいけないので△同飛の一手。そこで▲3三角成△同桂なら、桂で銀にひもづけされて不満だが、▲4三歩~▲4四歩と連打すれば、先に出てきた銀を取る筋に合流し、先手よし。 

 結論として、飛車の横利きがあるため、後手の棒銀は無理だったということになりそうだ。