ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

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次の一手迷人戦(8)【解答解説編】

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ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

次の一手迷人戦(8)【解答解説編】

 

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 問題図を再掲する。

 ちなみに、この図には誤植があり、1六歩は突いてあるものとする。

 

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 ▲7七桂は、指してはいけない手。桂損を防げば駒得は維持できるという考えだが、一手の価値がない。飛車に当てても飛車は放っておいても成ろうとしているわけだし、この桂馬が働く見込みも立たない。そういうときは取られることで働かせる方が百倍マシというもの。

 攻め合うなら、▲2六香だろう。しかし以下、△6一飛成▲2五香打△3一桂と受け止められて、戦果が上がらない。後手は△8一竜など攻め手に困らないので、先手が苦しい。そもそも角を使う展開にしなければ、二枚竜に勝てるはずがないのだ。

 なるほど、歩があれば▲6六歩なのだが、その歩がない。一歩千金とは、よく言ったもの。こういう場合、高い駒で代用するのがよい手になることも稀にはあるのだけれども、ここで香を代用するのはは、やはりよくない。狙いの二段ロケットが打てなくなる。いや、それ以前に、相手から△2四香または△2二香とロケットを設置されてしまって玉頭の制空権を握られてしまうと、勝ち目がなくなってしまう。

 受けの棋風が売りの私シュうぇッチマンは、ここで▲7三角と打った。正解かどうかは分からないが、勝負手である。飛車が成れば、銀を頂きつつ、馬のベスポジである天王山に居座ろうというのだ。

 ▲8二角の方がよさそうに見えるが、そうではない。それこそ、我がシュうぇッチマンの深謀遠慮というもの。事実、後手は△6四銀と引いてきた。こうしてくれないかとひそかに誘ったのである。そこで待っていましたと間髪入れずに▲6六香。実戦は以下、△同飛▲同馬△7三銀と進んだ。

 これも香損の変化だが、飛角交換を実現し、二枚竜を防ぎ、馬を攻防に働く好位置に据え、銀をそっぽへやって遊び駒にしたのも大きい。

  戻って、▲7三角には△5四歩と突かれるほうが嫌だった。そのときは▲8四角成と二枚の馬で粘りに行くつもりだったが、たぶん負けていただろう。

 右四間飛車で来るタイプは、△5四歩ではなく、△6四銀と来るだろうとの読みが的中した一局。その後も苦しかったが、何とか、この勝負手により勝つことができた。

 善悪はともかく、「飛車が成り込むと銀を取るよ」といった受けの手を参考にしていただけたらと思う。