ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

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ちょい荒 将棋急戦・乱戦講座(5)中飛車破り

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

シュうぇッチマンの将棋急戦・乱戦講座(5)

 

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インスタント囲いで振り飛車破り

 

 アシスタントのピリギゃルです。おはようございまする。

 「インスタント囲いという一手だけ玉を囲うだけで、あとは速攻を仕掛けて勝ってください。」という、ある種、むちゃくちゃなオーダーではじまったこの講座。前々回は、このオーダーを守らず居玉で、かと思いきや、前回は、がっちり囲って勝ってしまったシュうぇッチマン先生。

 今回は初の対振り飛車で、インスタント囲いを駆使してくださいました。どんな展開になるのか、楽しみです。

 

PCなどで並べる方は、こちら:

https://noike.info/yourls/0o2znpb15e

 

盤駒などで並べる方は、こちら:

開始日時:2017/6/2 6:21:53
手合割:平手
先手:シュうぇッチマン
後手:M氏
手数----指手---------消費時間----
1 7六歩(77) (00:00/00:00:00)
2 5四歩(53) (00:00/00:00:00)
3 2六歩(27) (00:00/00:00:00)
4 5二飛(82) (00:00/00:00:00)
5 2五歩(26) (00:00/00:00:00)
6 3二銀(31) (00:00/00:00:00)
7 6八玉(59) (00:00/00:00:00)
8 5五歩(54) (00:00/00:00:00)
9 4八銀(39) (00:00/00:00:00)
10 5六歩(55) (00:00/00:00:00)
11 6六角(88) (00:00/00:00:00)
12 5七歩成(56) (00:00/00:00:00)
13 同 銀(48) (00:00/00:00:00)
14 5四飛(52) (00:00/00:00:00)
15 4六銀(57) (00:00/00:00:00)
16 1四歩(13) (00:00/00:00:00)
17 5八飛(28) (00:00/00:00:00)
18 同 飛成(54) (00:00/00:00:00)
19 同 金(69) (00:00/00:00:00)
20 6二玉(51) (00:00/00:00:00)
21 3六歩(37) (00:00/00:00:00)
22 7二玉(62) (00:00/00:00:00)
23 2四歩(25) (00:00/00:00:00)
24 同 歩(23) (00:00/00:00:00)
25 5三飛打 (00:00/00:00:00)
26 6二銀(71) (00:00/00:00:00)
27 5四飛成(53) (00:00/00:00:00)
28 2七飛打 (00:00/00:00:00)
29 3九金(49) (00:00/00:00:00)
30 5二金(41) (00:00/00:00:00)
31 3七桂(29) (00:00/00:00:00)
32 2六飛成(27) (00:00/00:00:00)
33 2八歩打 (00:00/00:00:00)
34 3六竜(26) (00:00/00:00:00)
35 2四竜(54) (00:00/00:00:00)
36 2三歩打 (00:00/00:00:00)
37 5四竜(24) (00:00/00:00:00)
38 1三角(22) (00:00/00:00:00)
39 7八玉(68) (00:00/00:00:00)
40 4六角(13) (00:00/00:00:00)
41 同 歩(47) (00:00/00:00:00)
42 3七竜(36) (00:00/00:00:00)
43 2二角打 (00:00/00:00:00)
44 5三歩打 (00:00/00:00:00)
45 5六竜(54) (00:00/00:00:00)
46 3九竜(37) (00:00/00:00:00)
47 同 角(66) (00:00/00:00:00)
48 投了 (00:00/00:00:00)
まで47手で先手の勝ち

 

 

 今回は、相手が中飛車だったので、インスタント囲いは無理だろうと思いつつも、相手の中飛車がこっちの事情を察してくれたのか、居玉で速攻をしかけてきてくれたので、何とかなった。

 もっとも、途中で玉を囲われたときには、もうダメだと思ったので、やはり玉の堅さは正義で、相手より深く囲えという花村九段の教えは絶対に近いレベルで大事だと痛感させられたが、こんな将棋でも参考になれば幸いである。

 

1.角道を突かず、飛車だけでの速攻。

 

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 後手はゴキゲン中飛車。この講座はじまって以来の対振り飛車である。

 しかし、角道が突けないので、△3二銀は悪形。わざと挑発してきているのか、単に弱いのか。居玉のまま、ズンズン飛車先だけを突いてくる。

 こっちはさっそくインスタント囲いにするが、この位置で中飛車と戦うのは、いくらなんでも、非常にしんどい。

 

2.端角の前に、飛車交換を迫る。

 

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 後手が端歩を突いたところで、先手の私シュうぇッチマンは飛車を回った。角道を突けないのは織り込み済みで、端角中飛車で奇襲が後手の思惑だったようだ。後手が居玉で、角を覗かれる前に、飛車を交換してしまおうというのが、飛車回りの意図。

 玉形の差だけでなく、後手は手損しているので、大駒交換しても大丈夫と判断した。

 手損の確認のしかたは、初形からどのくらい進んでいるかを比べてみるといい。

 先手は飛車回りで一手、玉上がりで一手、角上がりで一手、さらに銀上がりで三手、つまり歩を除けば、合計で六手という計算になる。対する後手は、飛車上がりで一手、銀上がりで一手の合計二手しか指していない計算だ。先手の作戦勝ち。

 

3.左金で取ることもある。

 

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 特殊なケースだが、ここは▲同金左とするのがポイント。かたちにこだわれば、▲同金右で舟囲いを目指すのだろうが、そうすると、飛車打ちの隙ができる。飛車交換したときは、一段金を残すのが大事なところ。△2八飛には▲3九金を用意していて、竜は作られても、桂香を取られないようにしている。

 

4.囲うとは卑怯なり。

 

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 この講座の企画に問題がある局面が、ここ。玉を2つ囲われてしまうと、こちらは苦しい。最善手は▲7八玉だが、それは企画に背いてしまう。まあ、いいや。今回はやはり相手の玉を見て深く囲わないと負けてしまうよというメッセージにするとしようと諦めの境地というか、やけくそで、▲2四歩と突き捨てを入れてから、▲5三飛と打った。▲2四歩は後に竜を回ろうという意味と、端角の緩和が狙いだが、おまじないに近く、実際の効果の程は不明。

 

5.間接王手

 

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 お互いに竜をつくり合ったこの局面で、とうとう端角に覗かれてしまった。これは間接王手(つまり銀がいなくなれば王様を取られる格好)なので、▲7八玉は必然手。これは企画の趣旨とか関係ない。

 こんなギリギリになってでも、玉が囲えたことには安堵した。玉を囲えない、玉を囲わないということがいかに愚かなことか、沸々と怒りが込み上げてくる。「よい子は、絶対に、真似しないでください。」というテロップが必要なのではないか、この講座。

 ところが、ここで後手が暴発し、△4六角と切ってきた。こういうことをしてくれないと、こちらは勝てない。逆に後手のような将棋を指してはいけない。

 

6.角の力

 

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 ▲2二角が狙いの角打ち。△3一金から△1二金が部分的な手筋だが、ここでは逆方向に▲3一角成があるので、無効。3二の銀がどこまでも祟る展開だ。何もしてこなければ香を取るのではなく、▲3一角成として、△4一銀打を強要して▲2二馬△3一竜▲同角△1二金▲3二馬△同銀という展開を考えていた。

 

7.急転直下の幕切れ

 

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 △5三歩に▲5六竜と引いたら、△3九竜と飛び込んできた。▲同角。△投了。角の紐付きをうっかりしたか。それとも自陣に金埋めがうまく行かないことに気づいていなかったか。

 真相はどうであれ、盤面は広く見なければならない。

 投了図は、結局、敵失により大駒4枚を手に入れて大差となったが、玉形だけを見ると、先手は竜の力でカバーしているが、心細く、後手のほうがよい。

 勝ったけれども、予定どおり、玉はしっかり囲った方がよいという教訓を残して去りたいと思う。

 お読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 シュうぇッチマン先生、ありがとうございました。

 さて、たいへんタメになるお話でしたが、1つだけ異を唱えることをお許しいただけますでしょうか。先生の読み筋の▲3一角成では、単に▲1一角成としてから▲2二馬の方がよいのではないでしょうか。▲8六香が後手陣の弱点に突き刺さり、こちらの方がよいと私は思います。

 それにしても、対戦相手の皆さん、自滅ばかりで、乱戦に弱いのか、シュうぇッチマン先生が強いのか。まだ詰みで勝つという将棋が一局もありません。それはそれで何だか新鮮です。

 では、読者の皆様、本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

 以上、ピリギゃルでした。さようなら。