ピリギゃルが将棋倶楽部24で初段になる50の方法

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ピリギゃルの将棋基本講座 「清算」&「スキップ読み」トレーニング

はてなブログ(愛称:ピリ将)

ピリギゃルが将棋倶楽部24(将棋ウォーズ)で初段になる50の方法

ピリギゃルの「清算」&「スキップ読み」トレーニング

 

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おはよう。ピリギゃルだよ。

どうしたんですか。調子悪いの?

え、将棋に負けた。

しかも、パソコンのコードが差さっていなくて、詰みまで行ったところで、バッテリー切れ負け。

ありゃ、それは災難だったわね。

勝ったのに負けた。

めざましジャンケンで、勝ったのに負けた音が鳴ったときくらいかな。

でも、スッキリしなかった。

一緒にするなって?

ごめん、ごめん。

 

今日のテーマは「清算」。

わりきれない計算は嫌だけど、きれいさっぱり片付けてしまうのは、気持ちがいい。

将棋用語の「清算」は、『将棋用語と豆百科』によれば、

 

「近くにまとまっている何枚かの駒を、お互いに取り合うこと。お互いの駒の損得の差がさほどなく、盤上もすっきりするような状態のこと。」

 

と定義されています。

 

shogijiten.blog105.fc2.com

 

それではさっそく、基本的な考え方から。図をご覧ください。

(後手の持ち駒は「なし」とお考えください。)

 

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これを一手ずつ考えてはいけません。時間の無駄だから。

▲7三金△同桂・・・などと考えるのは、足し算&徒歩しか知らない小学校1年生レベル。この局面を見た瞬間、即座にパッと次のイメージが浮かぶようにならないと、いつまで経っても小学校1年生のままだよ。

 

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え、無理? いや、無理じゃない。

考え方を覚えて、訓練すれば、簡単だよ。

喩えていえば、かけ算のできる小学校2年生が自転車に乗って疾走する感じ。

あれを目指します。

もう1回、最初の図を見てみましょう。再掲します。

 

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7七の地点が争点。

攻め駒は飛・桂2・香・歩、そして金。計6枚。

守備駒は玉・金・銀・角・桂。計5枚。

先手は飛車を残す。後手は玉を残す。

それ以外は清算するが、先手にはもう1枚駒が残る。

そう考えると、清算後のイメージが浮かぶわけです。

これをシュうぇッチマン・メソッドでは「スキップ読み」と呼びます。

 

「スキップ読み」ができるようになれば、秒読みでも20秒は節約できます。

そして、最後に7三の地点に残す駒を飛にするか、桂にするか、香にするかでその20秒を使うことができるわけです。

「8五の桂馬を残した方が端に逃げられなくていいかも。じゃあ、7三の地点に竜を残すかな。」

こんなふうに考えられるようになれば、満点です。

 

「スキップ読み」がすばらしいのは、持ち駒の計算が楽だということ。

相手の持ち駒に、桂2・歩、そして金が加わる。

味方の持ち駒には、角・金・銀・桂が追加される。

こういう計算が1秒でできてしまいます。

 

考え方は、以上です。

わかりやすく言い直すと、「大根とニンジンと白菜をあげるから、ブリといりこを頂戴。」とこんな感じで、一括処理するイメージ。

 

数学で言ったら、かけ算というよりは、カッコを使えるようになった、と言った方がよかったかな。

 

 3+3=6

 2*2=4

 6+4=10

 

これを

 

 (3+3)+2*2=10

 

と演算するようなものだから。

 

ここまでなんとなく理解できたら、次の図面もご覧ください。

 

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今度はさっきの図と比べて香車がなくなり、持ち駒に加わっています。

持ち駒は2連射できないので、清算すると、最後に飛車を切って、玉が7七に残るカタチがイメージできますね。こんな感じ。

 

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これはこれで悪くはないのですが、上部が広い。さっきに比べたら、明らかに損。

自玉とのかねあいも、しっかり考えなければなりませんが、1つの策としてはこういう感じでしょうか。

 

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▲7七香と打って、一枚足して、最初の図に戻りました。

こういう攻めを「数の攻め」と言います。

後手に持ち駒があれば、△7一香や△6一桂や△3七角打ですが、ここでは持ち駒は「なし」の仮定ですから、自玉がZだとしたら、先手の勝ちです。

 

ここまで清算の考え方について述べてきました。

少しは理解できるようになりましたか?

 

どうすれば、そんなに光速の読みができるようになるか。

これは経験というか、トレーニングですね。

将棋盤と駒を引っ張り出してきて、ビフォーアフターを練習しまくってください。

もし盤駒を2組お持ちなら(PC盤でも可)、こんな方法がありますよ。

 

(1)ビフォーを2つ並べて、1つをスキップさせてみる。

(2)それが正しいか、もう1つは1手ずつ指し進めてみる。

(3)これの繰り返し

 

トレーニングっていうと、堅苦しいので、遊び感覚でやると、いいですよ。

詰将棋を自作して解くのは難儀ですが、これならいつでも気軽に練習できます。

早指しが苦手な人や、持ち駒の把握が不得手な人に、特にオススメ。

 

基本中の基本なのですが、私の知る範囲では、なぜか、どこにも載っていない。

 

最後に1つ、問題です。

清算後の盤面をイメージしてください。

 

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下部は持ち駒を「なし」にするための倉庫なので、気にしないでください。

あまり長く考えてはいけません。

それは1手ずつ考えているということなので。

では、さっそく正解図です。

 

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7一の駒が竜ではなく馬でも、正解です。

 

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争点は7一の地点。

先手は大駒4枚の利きに対し、後手は金と銀の2枚しか利きがありません。

さっきと違って、7一の地点には駒が埋まっているので、これも取れます。

よって、先手は、金金銀と、玉以外の駒をすべて駒台に載せます。

後手は大駒2枚を駒台に載せます。

こういう清算でスキップ読みができれば、あとは飛角の組み合わせを考えればよいだけですね。

つまり、相手に飛飛を渡すか、飛角を渡すか、角角を渡すかの3択。

そして、攻め駒に何を残すのが有効かという問いだけが残ります。

もっとも、この局面は、どうやっても勝ちなので、3秒で決断できます。

 

やみくもに大駒を切るのではなく、こういう計算をしながら切ることが大事になってきます。

攻めだけでなく、受け(凌ぎ)の練習にもなりますよ。

ぜひお試しあれ。

 

以上、ピリギゃルでした。